2023-01-01から1ヶ月間の記事一覧

入院最後の日の食事

いよいよ退院も明日に迫りました。 朝、昼、夕を通した一日分の食事を紹介したのは正月という行事食の時だけです。 そこで、一日分の日常食として入院生活最後の日の食事を取り上げることにしました。 まずは朝食から ご飯は栄養士さんが「米」にこだわって…

毎日欠かさず食べたもの

入院生活の約3ヶ月間毎日欠かさず食べたものといえば、朝食のご飯と味噌汁それに乳製品とご飯の友的なものです。 A・B病院(以下「病院」を省く)の朝食内容の違いや特徴を簡単にまとめてみました。 ⭐ご飯の量 A:140g B:120g ⭐味噌汁の具( )内は回数 A:2種類の…

フライ

「フライ」は魚介類や野菜に、小麦粉・溶き卵・パン粉を付けて揚げたもので、厚切りの肉類を同様に調理したものを「カツ」(豚カツ、チキンカツ、メンチカツ等)と呼んでいます。 今回は「フライ」と名前のついた料理を取り上げますが、副菜にも目を向けてみたい…

ブロッコリー

今が旬のブロッコリーは栄養豊富、中でもビタミンやミネラル含有量の面では野菜の中でもトップクラスです。 サラダ、和え物、炒め物、主菜のつけ合わせ、お弁当の彩りにと何かと活躍の場が多い野菜です。 両病院でブロッコリー入りの料理を数えてみたら、共…

シチュー

「シチュー」は肉・魚介類をソースで煮込んだ「煮込み料理」なのですが、私は長い間何となくとろみのある汁物のように位置づけていました。 実は、「シチュー」と「スープ」の線引きは曖昧で、大雑把にいえば材料を大きめに切ってルーで濃厚なとろみをつけた…

昆虫食

昨日「ハンバーグ」の付け足しで触れた「昆虫食」のことは蛇足だったかなと思っていたら、今朝4時からの「ラジオ深夜便」でテーマが「美味しい仕事人-食品ロスと食料危機に挑む-」と聞き、もしや「昆虫食」?と思ったらズバリ的中! それまで感傷に浸って…

ハンバーグ

ドイツのハンブルクが発祥といわれる「ハンバーグ」。 日本では1960年代の高度成長期に入ってから家庭で作られるようになり、今やファミレスでも家庭でも欠かすことの出来ない料理の一つともいえます。 豆腐を混ぜたり大根おろしを添えたりの和風ハンバーグ…

和風汁物2

具沢山の汁物が一品あれば、一汁一菜で充分満たされた食事になります。 一昨年の秋、味噌汁をウリにしている博多の「みそ汁おとら」という店で食べた「味噌汁セット」(もしかしたら「おとらセット」だったかもしれません)は大ぶりに切った数種の根菜類や肉、…

和風汁物1

洋風の澄んだ汁物「コンソメスープ」に対して和風の澄んだ汁物は「すまし汁」です。 コンソメスープが時間をかけて作られるのに対して、「すまし汁」のだし汁はインスタントといえそうなほど短時間でとれます。 水の状態から加熱した昆布を沸騰直前に取り出…

コンソメスープ

「コンソメスープ」は固形または顆粒コンソメを溶かして作ることが多いと思います。これは、すまし汁の出しをとるのに、昆布と鰹節を使うところを「だしの素」で済ますのに似ています。何のこと?と思う人がいるかもしれませんね。 実は、本格的な「コンソメ…

洋風スープ2

洋風スープの続きです。 「クラムチャウダー」は二枚貝(日本ではアサリやハマグリ)と野菜入りのスープで、「ボストン風」と「マンハッタン風」があります。前者はミルク入りの白いチャウダー、後者はトマトベースの赤いチャウダーで、日本ではチャウダーとい…

洋風スープ1

B病院は汁物がよく出ます。 洋風の汁物を現時点で頻度の高い順に挙げると、パンプキンスープ・コンソメスープ各4回、ワンタンスープ・中華スープ各3回、ミネストローネ・クラムチャウダー・春雨スープ各2回、わかめスープ・コーンスープ・卵スープ各1回といったと…

リピート料理-カニ玉あんかけ-

普通、同じ料理が出ると知ったらよほど好物の料理でない限り「またか」とちょっとがっかりしますよね。 ところが、今回の「カニ玉あんかけ」はもう一度出ると知ってとても喜んだ料理なのです。理由は簡単、写真を撮るチャンスが与えられると思ったからです。…

リピート料理-さばの味噌煮-

入院期間が長くなると、リピート料理が増えるのは当然のことかと思います。 A病院は約1ヶ月だったので、主菜のリピート料理は「さばの味噌煮」1回のみでした。 濃厚な味噌にさばの旨みが絡んだ「さばの味噌煮」はご飯のおかずとしてうってつけで、家庭で作る…

リピート料理-卵焼き-

今回は、副菜の中では嬉しい部類の「卵焼き」にスポットを当てます。 最近の物価高騰で多少値上がりしたとはいえ、卵は1950年代から価格の変動が殆どなく「物価の優等生」と言われています。 私が小学生の頃卵は贅沢品で、中学1年の冬、盲腸の手術で入院した…

リピート料理-丼物-

昨年12月2日に「丼物」というタイトルで「三色丼」と「親子丼」を取り上げました。 その後、B病院でも「三色丼」が出ることを知り、A病院の「三色丼」が脳に焼き付いていた私は、゙卵、鶏ミンヂ以外の材料が何か、とても気になっていました。参考までにA病院…

リピート料理ーお好み焼きー

「お好み焼き」が病院の食事に出るというのは意外でしたが、これを食べる機会の少ない私にはとても新鮮で待ち遠しいものでした。 「お好み焼き」というのは文字通りお好みの材料を色々入れて焼くのだと思っていたので、キャベツ、人参、ピーマン、はては、も…

リピート料理ー麻婆豆腐ー

B病院に転院してほぼ50日経過。 主菜も副菜もリピート料理は出てきます。主菜のリピート料理で、現在トップの座にいるのは「麻婆豆腐」。これ、唐辛子のひりひりした辛さと花椒の痺れるような辛さが特徴の中国四川の代表的な料理です。「麻婆茄子」や「麻婆…

成人の日

今日(9日)は成人の日。 北九州市の式典は昨日「北九州メディアドーム(この病院からドームの一部が見えます)」で実施されました。 昨年、成年年齢が18歳に引き下げられましたが、対象年齢はこれまで通り20歳とし、これに伴い「成人式」から「北九州市20歳の記…

成人の日

酢鶏

恥ずかしながら、「酢鶏」という料理名を知りませんでした。 「豚肉」の代わりに「鶏肉」を使うので、「酢豚」を模した造語なのだと思い、栄養士さんも苦肉の策とはいえよく考えたわねえとひそかに感心していたのです。 調べてみたら「酢鶏」の料理名はちゃ…

七草ご飯

今日1月7日は五節句最初の節句「人日の日」と聞いてピンとこない人でも「七草粥」を食べる日といえば「あぁ、あれね」と頷く人は多いでしょう。 「七草粥」はお正月で疲れた胃腸を癒してくれるといわれ、一年の無病息災を願って食べます。 ところで、五節句…

聞き慣れない料理

献立表に記された大抵の料理は、料理名だけでその内容を思い浮かべることが出来ますが、中には「これのどこがそうなの?」と思うようなものもあります。 今回はそんな料理ですが、もしかしたらそんなの常識と言われるかもしれません。 A病院の副菜「オランダ…

正月料理への思い

数十年間にわたり、お正月は重箱4箱分のお節料理を作って実家に持参し、息子家族も一緒に過ごすのが慣わしになっていました。 中々私の料理を認めてくれない母でしたが、お節料理だけは別格でした。長い間続けられた原動力ば母の喜ぶ顔見たざにあったよう…

正月料理3日目-夕-

正月料理最後の食事です。 11月25日に「意外な献立-天ぷら-」と題してA病院の料理を取り上げたのは、天ぷらが出ることはもうないだろうと思っていたからです。正月とはいえ意外でした。 天つゆ?それとも抹茶塩?と思っていたらどちらも無し。一瞬、調味料…

正月料理3日目-昼-

主菜は「ブリの照り焼き」です。 刺身、照り焼き、あら炊き、ぶり大根等日常的に食べる機会の多いブリですが、特に正月料理に欠かせないのは縁起のよい「出世魚」だからです。 「出世魚」というのは成長するにつれて名前が変わる魚のことです。呼び名は地方…

正月料理3日目-朝-

2日間で一通りお節料理と言われるものはでてきたけれど、豊作祈願の「田作り」が出ていない、出番は今朝のオードブルしかない、だけどお節として主役級とはいえ見栄えの点でどうかしらね、でも演出次第で立派なオードブルに変身するかもよ、、等々他愛もない…

正月料理2日目-夕-

お節料理に飽きてくる2日目の夕食は「すき焼き」というのが我が家の恒例となっています。献立表で「すき焼き」を目にしたときウチと同じだ!と思ったのですが、家族が揃う正月は案外そんな家庭は多いのかもしれませんね。 「すき焼き」というよりは、むしろ…

正月料理2日目-昼-

2日目の昼食もご馳走でした。 手間のかかる見本のような「ちらし寿司」「茶碗蒸し」、それにお正月らしい「煮しめ」と「水ようかん」です。 「ちらし寿司」には梅花人参、きぬさや、イクラ、錦糸卵、海苔が華やかに散らされていました。イクラは数の子と同様…

正月料理2日目-朝-

二日目朝の料理も目を見張る美しさでした。箸置きは赤と銀色の紙で折った折り鶴。気持ちが入らなければできない心憎い演出です。これもイラストでは限界があるので写真を付けます。 オードブルは「伊達巻き」と「昆布巻き」と「柚子大根」。 「伊達巻き」は…