正月料理2日目-昼-

2日目の昼食もご馳走でした。

手間のかかる見本のような「ちらし寿司」「茶碗蒸し」、それにお正月らしい「煮しめ」と「水ようかん」です。

「ちらし寿司」には梅花人参、きぬさや、イクラ、錦糸卵、海苔が華やかに散らされていました。イクラ数の子と同様「子孫繁栄」の願いが込められた縁起ものです。

煮しめ」にも縁起材料が使われています。

ゴボウは、地中に深く根を張ることから家業がしっかり根を張って安定し、代々続くようにとの願いが込められています。縁起のよい食材とされ正月には「たたきゴボウ」や初釜の和菓子「花びら餅」にも使われています。

自分でゴボウを育ててみてわかったことですが、土がよく耕されていないとまっすぐ伸びず、いびつな形になるということです。やはり、基礎をしっかり耕すことが何より大切ということなのでしょうね。

蓮根は穴が空いて向こうが見渡せるので、将来の見通しが利くといってお節には欠かせないですね。

金時人参の鮮やかな赤は、おめでたい正月ならではのもの。普通の人参では代わりは務まりません。

「茶碗蒸し」と「水ようかん」は12月1日の「一日膳」にもでたので、やはり特別な日の料理なのでしょう。

どれも美味しく、パーフェクトに近い食事でした。