2024-02-01から1ヶ月間の記事一覧

フランスの食文化10(アヴィニヨン)

アヴィニヨンのホテルでの夕食イラストは、皿の模様も含めておいしそうに描いている割にあまり記憶に残っていなくて、特に層状のオムレツってどんなオムレツだったっけという具合なのです。 料理のことよりは「アヴィニヨンの橋の上で」の歌詞通り(といって…

フランスの食文化9(アルル)

マルセイユからアヴィニヨンまでの途中アルルへ寄り、円形闘技場、サン・トロフィーム聖堂、アルル博物館などを見学。アルルといえばゴッホ。「アルルの跳ね橋」の絵の中の跳ね橋は、20世紀前半にコンクリート橋にかけ替えられたため現存せず、私たちが見た…

フランスの食文化8(ブイヤベース)

夕食は、魚介類が豊富なマルセイユならではの名物料理ブイヤベース。 テレビのグルメ番組「SEIKOグルメワールド 世界食べちゃうぞ!!」で紹介されたレストランでした。 この番組は、司会の関口宏が2人前後のゲストとともに現地で行なった食べ歩きロケを放映し…

フランスの食文化7(カンヌ、マルセイユ)

ニースからマルセイユへ移動する途中寄ったカンヌは国際映画祭として知名度が高い地で、有名な俳優さんが押した手形がたくさん残っていました。 カンヌ国際映画祭は世界三大映画祭(他の2つはベルリン・ヴェネツィア国際映画祭)の一つですが、これらの映画…

フランスの食文化6(賛助出演モナコ)

地図で見れば、モナコはニースとは目と鼻の先といった距離にあり、面積は2.02㎢、これは皇居の総面積くらいの広さで、主権国家としてはバチカン市に次いで世界で2番目に小さいのですが存在感がありますよね。人口密度は世界一、公用語はフランス語、F1やカ…

フランスの食文化5(ニースの海岸、ネグレスコホテル)

ニースは、コート・ダジュール(紺碧海岸)に面する世界的にも有名なリゾート地です。紺碧の海と空が広がるニースの海岸の写真を見るだけでも旅情を誘われます。夕食までの間、数人でホテルの目の前にある海へ出かけました。海水浴を楽しもうと意気込んだも…

フランスの食文化4(南仏ニース)

イギリスでの食研修を終えて南仏ニースへ着いたとき、空気が一変していることに気づきました。空港はもわっとした温かさに包まれ、外は日差しも強く、同じヨーロッパでも緯度によってもこんなに差があるのかとびっくりしたものです。スコットランドと南仏を…

フランスの食文化3(古典的なフランス料理)

ルーブル美術館近くのレストランでいただいた昼食は古典的なフランス料理。 フランス料理はオードブルとメイン、デザートが基本です。 オードブルのフォアグラは、ガチョウやアヒルに沢山の餌を与えて、肝臓を肥大させたもので、キャビア、トリュフに並ぶ世…

フランスの食文化2(生牡蠣、シャンソン)

まずは初めてパリを訪れた時の夕食から。 実はこの時は、料理イラストはなく料理名のみの記録しかありません。最初に出てきた魚貝類のオードブルがあまりに見事で描くのをあきらめたためです。 日本では牡蠣といえば牡蠣フライや土手鍋等加熱することが多い…

フランスの食文化1(プロローグ)

フランス料理の原型はイタリア料理ですが、今や世界三大料理の一つとして誰もが認める西洋料理の代表格に位置づけられています。 国賓をもてなす宮中晩さん会のメニューも基本はフレンチで、格式ある西洋料理はフランス料理というイメージが私の中にあります…

福建省の食文化12(エピローグ)

福建省の旅行で記憶に残っていたのは武夷山の大紅袍と佛跳牆くらいで、あまり書くことはないなあと思っていたのですが、Nさんの記録のおかげで様々なことが思い出され、他の省に匹敵するボリュームになりました。記録は大事とあらためて思います。 福建料理…

福建省の食文化11(福州最後の食事)

福州観光を終えて上海へ発つ前、空港近くのレストランで食べた夕食です。 取り立てて珍しい料理が出たわけではないのですが、新鮮な海の幸山の幸がふんだんに使われた素朴で家庭的な中国料理といった感じでした。 中国の定番魚料理といってもよいくらいよく…

福建省の食文化10(茶・茶・茶)

お茶に特化した旅行では、茶摘み、茶製造工程の見学のほかに必ずといっていいほど茶葉市場や茶芸館を訪れます。以前、お茶も料理もいただき放題、しかも1日中いても店の方に嫌な顔をされないとあって、地域の人々の憩いの場になっているような茶芸館にも行っ…

福建省の食文化9(佛跳牆)

夕食の続きです。主役は何と言っても福州発祥の佛跳牆(ぶっちょうしょう)。 佛跳牆はぶっ飛びスープとも呼んでいますが、名前の由来は「あまりの美味しそうな香りに精進料理しか食べられないと定められている僧侶でさえもお寺の塀を飛び越えて来る」という…