フランスの食文化10(アヴィニヨン)

 アヴィニヨンのホテルでの夕食イラストは、皿の模様も含めておいしそうに描いている割にあまり記憶に残っていなくて、特に層状のオムレツってどんなオムレツだったっけという具合なのです。

 料理のことよりは「アヴィニヨンの橋の上で」の歌詞通り(といっても橋の上でではありませんが)、みんなで歌いながら輪になって踊ったことの方が鮮明に思い出せます。

 アヴィニヨンの橋は石造アーチ橋で、当時22あったアーチの大部分は洪水で崩壊して、現在は途中までしか残っていなくて橋を渡りきることはできず、それに、橋の幅は輪になって踊るにはちょっと狭いのです。

 古いフランス民謡の「アヴィニヨンの橋の上で」がなぜ日本の小学校音楽教科書にまで掲載され、アヴィニヨンといえばこのメロディと歌詞が浮かんでくるのか不思議です。