アメリカの食文化6(大学カフェテリアでの夕食)

 夕食は1日を締めくくる食事として整った内容のものが多いのですが、研修中は様々な理由によりこれが夕食?と思うようなものもあります。そんなものも取り上げてみます。

 研修大学での初めての夕食です。私は、栄養のバランスを考えた組み合わせを心がけていますが、カロリーの高いアメリカ料理に恐れをなし、ダイエットの意志を固めた人もいました。長くは続かなかったようですが。

 

 3人の体調不良者が出て、てんてこ舞いだった日の夕食は何とも支離滅裂な取り合わせです。朝6時前に、腹痛を訴える学生にたたき起こされて(フィールドトリップで行ったサバンナの日本料理店で食べた少し生ぬるい刺身が原因だったらしく)病院のお世話になり、腹痛・高熱の学生にコカ・コーラや着色料たっぷりのゼリーが与えられるのには閉口しましたが、日米の違いを知るという点では興味深いことでした。日本から持参したレトルトのおかゆと梅干をこっそり出し、喜ばれました。

 

 野球観戦のため、5時半集合ということで、そそくさと慌ただしく食べた夕食です。

 ゲームが始まる前に国歌が流れると、皆立ち上がって胸に手を当てて歌うのですが、その姿にアメリカ人の連帯感みたいなものを感じました。

 

 取り立てて特徴がある食事ではありませんが、敢えて言えば、野菜料理が柔らかすぎるということくらいです。

 研修も中盤を過ぎると「今頃は『わっしょい百万夏祭り』だ。帰りたい」とプチホームシックの学生もいましたが、私は翌日からのホームスティに備えて、英語で伝える準備に必死でした。

 

 夕食後、お世話になった先生方や学生、教会員、ホームスティ先のご家族を招いて過ごすFun nightがあるため、夕食はPicnic supperという簡単なものです。

 Fun nightは、飲み物とお菓子をいただきながらの歓談、ゲームや歌、踊り(フォークダンス、炭坑節、おはら節、阿波踊り)等、楽しい交流の夕べでした。