2023-12-01から1ヶ月間の記事一覧

トルコの食文化8(ピデ、ギョズレメ、アナトリア文明博物館)

昼食後に訪れた「アナトリア文明博物館」は古代文明の遺物を展示している博物館で、1997年にヨーロッパの最優秀博物館賞を受賞、歴史愛好家や古代トルコについて学びたい人には必見の博物館なのだとか。 博物館へ入る前に日向の熱い所でトルコの歴史の説明を…

トルコの食文化7(ドルマ、アタチュルク廟)

エスキシュヒルからトルコの首都アンカラへ移動。これまでのルート(イスタンブールからブルサ、エスキシュヒル、アンカラ)を地図で見ると下記のようになります。 まず訪れたのは、首都アンカラでは外せない観光名所「アタチュルク廟」。トルコ共和国初代大…

トルコの食文化6(キョフテ)

ブルサから約3時間かけてエスキシュフェールへ到着後、しばらく休憩してからホテルのキッチンで、夕食に出る「キョフテ」の作り方を見学しました。 「キョフテ」というのは、ひき肉を使った肉料理のことで、日本のハンバーグとほぼ同じ作り方です。シンプル…

トルコの食文化5(ケバブ、ウル・ジャーミー)

国民の大多数がイスラム教徒のトルコには、礼拝のために集うモスクが各都市の至る所にあります。 オスマン朝が誕生したブルサにはたくさんのモスクが残されていますが、その代表的なものがウル・ジャーミーという大モスク、スカーフをかぶってモスクに入りま…

トルコの食文化4(トルコ菓子)

イスタンブールからフェリーでボスポラス海峡を渡って行ったブルサ(オスマン帝国最初の首都)の町で買った「ピシュマニエ」という菓子が、思いがけないおいしさでみんな競って買い求めました。小麦粉、砂糖、バターを使って作る綿菓子みたいな細い砂糖の繊…

トルコの食文化3(羊飼いのサラダとマラシェ・ドンドゥルマ)

食当たりをした日の夕食は、義務的に食べたような感じがします。 オードブル、メインディッシュ、サラダ、デザートと献立構成は完全な洋風スタイルです。 サラダは、いろいろな野菜を細かく刻んでドレッシングで和えたようなものでした。「こんなに切って混…

トルコの食文化2(トプカプ宮殿)

イスタンブール市内観光で心に残っているのは「トプカプ宮殿」くらい、というのは昼食で食べたムール貝が当たったらしく気分が悪くて、数か所の観光はキャンセルしたためです。 トルコ初っ端の食事で遭遇した災難はトルコにいる間ずっと尾を引き海外旅行で唯…

トルコの食文化1(プロローグ)

国旗を眺めていて気づいたことですが、トルコの国旗は赤地に白の三日月と星、日本は白地に赤の太陽。 アジアで一番東に位置する日本と、アジアの西端トルコの国旗の対比、偶然とはいえ何だか不思議です。 トルコはアジアとヨーロッパにまたがり、「アジアと…

中国雲南省14(エピローグ)

中国の観光地としてはマイナーな感じの雲南省、それもかなり奥まったところにある西双版納へ食研修として訪ねたのは20年および30年前。 今はずいぶん変わっているのかもしれませんが、当時感じたことを少し吐露します。 中国は都市部と農村との生活の差は驚…

中国雲南省13(昆明での潮州料理)

帰りに寄った昆明(雲南省の州都)のホテルでいただいた潮州料理です。 雲南の料理と比較するために、以前、広東料理の中に入れて紹介していたものに加筆修正し、再渇します。 潮州市は広東省の東部に位置し、福建省とも接しており多くの華僑を出しているこ…

中国雲南省12(西双版納6)

ハニ族のショーを見ながら頂いたハニ族民族料理。 たった1回の料理でハニ族料理の特徴を知ることはできませんが、タイ族同様、少数民族の料理はそんなに手の込んだものではない気がしました。 素揚げしたセミの幼虫は以前屋台でも売られていたので、別に特殊…

中国雲南省11(西双版納5)

雲南省は高温多湿で発酵食品を作るのに適した地で、発酵食品のルーツともいわれ、魚のなれずし、納豆味噌、プアール茶、雲南火腿(ハム)などが有名です。 なれずしは淡水魚を塩と飯で発酵させたもので寿司の原型といわれ、日本には稲作とともに伝播したとい…

中国雲南省10(西双版納4)

西双版納のレストランでショーを見ながら頂いたタイ族名物料理。 糯米の産地とはいえ、赤米・白米のおこわに加え、パイナップルおこわと3種類もおこわが出てきたのにはびっくり。パイナップルおこわはパイナップルの中身をくりぬいて、この中に紫糯米を蒸し…

中国雲南省9(昆明)

雲南2日目、自由市場や西山竜門石窟を見学した後の昼食が心なしか10年前に比べて手の込んだ料理に思えるのは「昆明飲食服務学校」(日本の調理師学校に相当)の先生方との懇談会食だったせいかもしれません。 雲南省ならではの食材や料理が並びました。 雲南…