四川料理

四川料理9(薬膳料理)

漢方薬市場の見学をした日の夕食は薬膳料理でした。 薬膳というのは、病気の予防と治療を目的に中国の伝統医学「中医学」の理論に基づいた食事のことで、おいしく食べながら健康管理ができます。 私には薬膳について語れるだけの素養がないのでこの程度にと…

四川料理8(陳麻婆豆腐店)

四川料理といえば麻婆豆腐。 今回はその麻婆豆腐発祥のお店「陳麻婆豆腐店」での食事です。 「麻婆」とは顔に麻(あばた)のあるおかみさんの意で、考案した陳劉氏があばた面だったことから「陳麻婆豆腐」と呼ばれました。 これを日本に広めたのは陳建民氏で…

四川料理7(新四川料理)

夕食は四川の超高級レストランといわれる「銀杏川菜酒楼」で「新しいスタイル」といわれる四川料理をいただきました。 中国料理って何でもありのような気がして、私にはどこが新しいのかよくわかりませんが。 雲白片肉は、豚バラ肉を茹でて薄切りにし、ニン…

四川料理6(精進料理)

文珠院が経営するレストランでいただいた精進料理です。もどき料理が多く、食べてもわからないものは適当に書いていたので、後日送られてきたメニューを参考にしてこれを書いています。 真中の料理は「鳳凰大皿餅」ですが、どんな料理だったか記憶がありませ…

四川料理5(九塞溝のレストランで)

九寨溝は世界遺産にも登録されている中国四川省の観光スポット。標高3000メートルを超え高原病の心配もありますが、吸い込まれそうなほど神秘的で幻想的な景色が広がる九塞溝は、一度は見ておきたい絶景です。美しい九寨溝の景観の中でも、水の色合いはトッ…

四川料理4(羌(チャン)族郷土料理2)

四川では搾菜のほかに泡菜という漬物もよく食べられ、泡菜を漬けるための専用の壺もあるそうです。 泡菜は、3~7%くらいの塩水に野菜を漬けて、乳酸発酵させた漬け物です。野菜を漬けて乳酸発酵といえば、糠味噌漬けも同様です。両者は糠があるかどうかの違…

四川料理2(一日目夕食)

四川省成都への到着が遅れ、9時頃から開始、20数種類の料理が矢継ぎ早に出てきて慌ただしい夕食でした。もう少しゆっくりと思いますが、これだけの料理を出すにはこのスピードは仕方ないのかもしれません。韓国と同様、足りないことはお客に失礼に当たるとい…

四川料理1(プロローグ)

今回から、中国四大料理の一つ四川料理です。 四川料理は他の中国料理と比べて圧倒的にスパイスの使用率が高く、特に麻辣(マーラー)と呼ばれる、痺れるような辛味が特徴ですが、四川は山に囲まれた盆地で、湿気が多く唐辛子によって発汗を促すことで健康を…