四川では搾菜のほかに泡菜という漬物もよく食べられ、泡菜を漬けるための専用の壺もあるそうです。
泡菜は、3~7%くらいの塩水に野菜を漬けて、乳酸発酵させた漬け物です。野菜を漬けて乳酸発酵といえば、糠味噌漬けも同様です。両者は糠があるかどうかの違いですが、いろいろな野菜を漬け続けることで、塩水・漬け床が育ち、風味が増していく点は共通です。
ただ、日本の漬物はそのまま食べることが多いですが、泡菜は搾菜と同様炒め物や煮込み、汁物などの食材兼調味料にもなり、用途が広いのが特徴です。
泡菜、燻製肉、干し豆腐、アヒルの肉の煮込み等羌(チャン)族郷土料理が満載。
広東でよく出た鶏の足も姿を見せています。
ヤクの肉は炒め物や煮込み等に大活躍。
中国では出番の少ないジャガイモも存在感ありです。
スープに入っているのは野生のキノコです。
魚料理は昼と同様姿のまま蒸して餡をかけたもの、このスタイルは中国でよく見られます。
ブロッコリー・青梗菜の炒め物、筍と豚肉の醤油煮等調理法はいたってシンプルかつ素朴です。
そうめんは日本のものとかなり異なりました。
アヒルと泡菜のスープもこの地ならではのもの。
丁度この日誕生日を迎えたメンバーのために用意されたバースディケーキ。現在は6000円というのは普通ですが、物価の安かった当時の中国では驚きの値段だったのだと思います。ちなみにこの時の旅行代金は15万4千円でした(5泊ともシェラトンホテル)。