洋風スープの続きです。
「クラムチャウダー」は二枚貝(日本ではアサリやハマグリ)と野菜入りのスープで、「ボストン風」と「マンハッタン風」があります。前者はミルク入りの白いチャウダー、後者はトマトベースの赤いチャウダーで、日本ではチャウダーといえば「ボストン風」が一般的です。
ふっくらした身のアサリがコロコロ入っていたので、数えてみたら15粒。名前に恥じないチャウダーでした。
「スパニッシュオムレツ」はジャガイモの入った円盤状のオムレツで、放射状に切って出されることが多いので今回のは違和感があり、別の料理かと思ったほどです。やはり見た目大事です。
春雨はスープの具として、和風、中国風どちらにもよく用いられます。
「イカのチリソース炒め」は温かくて美味しかったのですが、ピリ辛度は低めでパンチに欠けていました。「麻婆豆腐」もそうなのですが、病院では強い刺激のものは避けられるので仕方ありません。
「いとこ煮」は全国でみられ、地域により材料や調理法は異なりますが、共通点は小豆を用いることです。福岡県では小豆とカボチャを使うことを今回知りました。
「わかめスープ」は韓国でよく出るスープで、特に誕生日や産後には欠かせません。何で誕生日に「わかめスープ」?不思議ですよね。
韓国では出産後体力回復のため、このスープを毎日食べるそうです。そのため、誕生日にこのスープをいただくことは、子供にとっては母親への感謝、母親にとっては出産のことを思い出すという意味があるそうです。素敵な食文化ですね。
主菜はそれに合わせたかのような「韓国風漬け焼き」。この献立は以前「そら豆」のところでも紹介しています。
「コーンスープ」は老若男女を問わず好まれる洋風スープの王様です。今や、湯を入れるだけで出来るカップスープや自販機の缶スープまで出回っているほどなのに、両病院通して1回出ただけです。
何度か出た同じスープの中から1つ選ぶのは中々大変でした。今回出番のなかったものは、そのうちどこかで活用するからそれまで待っていてねという気分です。
さて、「コンソメスープ」は4回も出ているのに今回なぜ登場していないのか。
それは、私にとって思い出深い特別な存在なので、どうしても単独で取り上げたかったからです。