モンゴル
14回にわたる内容から、遊牧民の生活がウシ、ウマ、ラクダ、ヒツジ、ヤギとの共生で成り立っていることがよくわかります。食材に関していえば、夏は家畜から絞った乳をクリーム状、固形状、飲料などに加工した数多くの乳製品(白い食べ物)、冬は羊、牛、馬…
モンゴル最後の2日間はウランバートルの市内見学(自然史博物館や市場等)をし、民俗芸能鑑賞を楽しみました。ギネスブックにも載っているという世界一大きいゲルは、200人のパーティ会場や500人入る映画館になるとのこと。 初めてホーミーを耳にしたときは…
午前中行ったヤギの解体は次のような方法です。 2歳という子ヤギの角をもって眉間をたたくか喉を刺し、角を柱に付けてヤギをぶら下げ解体作業に入るのですが、足が痙攣しとても苦しそうでした。首の皮のぐるりを切り、皮についている肉はそのまま残し骨や内…
午前中、ジンギスカン博物館・ヤギの解体(夕食用)見学、餅(ビン)・ボールツ・ボーズ作りとタイトなスケジュールで昼食は2時過ぎでした。 餅(ビン)は中国や台湾でおなじみの葱油餅みたいな物ですが、葱の代りにしびれ草が使われていました。 いつものパ…
小麦はほぼ自給しているというモンゴル。小麦粉を使った代表的な料理といえばボーズ、ホーショール、ゴリルタイ・シュル等があり、料理講習で作ったものが夕食になりました。 ホーショールはミンチ肉を小麦粉で作った皮で包み揚げ焼きしたモンゴル風揚げ餃子…
午後、鷲谷へ行き、珍しい植物や動物を見ながら南ゴビの自然を満喫。たくさん目にしたのはナキウサギというネズミのような動物でした。 「えっ、これが夕食?」という感じの内容ですが、ボーズは小籠包みたいなもので、モンゴルではおごちそうなのだと思いま…
ウランバートル空港から50人乗りのプロペラチャーター機で南ゴビ砂漠へ。空港があるわけではなくキャンプ場のそばに到着。砂漠というので、一面砂の砂漠を想像していたのですが、写真のように砂と小石が混ざった中に草がまばらに生えた砂漠でした。 南ゴビ県…
モンゴルでは食材が限られていて単調な食事が続きましたが、注意してみるとその単調さの中にもちょっとした心配りがみられます。食材が限られているからこそ、盛り付けで目新しさを出す、そんな工夫を垣間見たのがきゅうりでした。モンゴルでは生野菜は日常…
乳は完全食品といわれ基本的に必要な栄養素をとることが出来る優れた食材ですが、生のままだと腐りやすいため、加工して保存する工夫がなされその例がヨーグルトやチーズです。 ヨーグルトは、乳酸菌や酵母を混ぜ発酵させて作りますが、モンゴルでは乳の原料…
スーティツァイは一言でいえばモンゴルの塩入りミルクティー。モンゴルではどこでも日常的に飲まれているお茶ですが、モンゴル滞在中口にしたのは、家庭を訪問して作り方を見学した時だけです。 たっぷりの湯で茶葉を煮出し、牛乳と塩を加えて、杓子ですくっ…
ウルムも馬乳酒と同様、モンゴルでしか味わえない乳製品です。 大鍋に牛乳を入れて加熱し、煮立ってきたら弱火にして柄杓で乳を掬って高いところから落とすという動作を何度も繰り返していると表面に細かい泡がたくさんでき、それを一日放置しておくと表面が…
モンゴルの食べ物は遊牧民のライフスタイルと厳しい気候条件に基づき、夏は白い食べ物(乳製品)、冬は赤い食べ物(肉料理)といわれ、夏の期間(6~8月)は毎日家畜の乳搾りをして色々な乳製品に加工するのですが、乳製品の中で最もモンゴルらしいものといえ…
モンゴルへは北京経由(北京へ一泊)で入りました。ウランバートルの空港に着陸した時の第一印象は「大草原の小さな空港」。びっくりしたのは天井の2本並列の蛍光灯、1本が故障して点滅しているにもかかわらず修理もされず、天井も数か所剥がれ落ち天井裏が…
モンゴルの国旗は、赤・青・赤の順に並び、左側の赤字に黄色い模様が配されています。この模様、私は騎馬民族の騎兵を抽象化したデザインかと思っていたのですが、かつてモンゴルで使われていたソヨンボという文字で、上から火・太陽・月・矢・槍・長方形・…
フランクフルトソーセージ・卵・パンのない朝食です。 「ジャウライ」と書いているモンゴル風クレープの朝食はちょっと特殊かもしれません。 色々調べてもこれに関する情報が見当たらないので、もしかしたら聞き間違いなのかもしれませんが、乳製品の一種だ…
モンゴル(1995年) モンゴル滞在中ジンギスカン村のゴビツーリストキャンプのゲルに5泊したのですが、5回の朝食中、4回は全てフランクフルトソーセージ、卵、パン、紅茶という組み合わせで葉菜類は皆無でした。 パンはぱさぱさの上、味もなく「毎度おなじみ…