四川料理7(新四川料理)

 夕食は四川の超高級レストランといわれる「銀杏川菜酒楼」で「新しいスタイル」といわれる四川料理をいただきました。

 中国料理って何でもありのような気がして、私にはどこが新しいのかよくわかりませんが。

 雲白片肉は、豚バラ肉を茹でて薄切りにし、ニンニクタレなどをかけた四川の定番前菜で日本の中華料理店でもおなじみの料理です。薄切りきゅうりと一緒に盛り付けられることが多いです。

 おこげの餡かけ、美味しすぎ!

 桂魚の唐辛子炒め、外観は桂魚が赤唐辛子で埋め尽くされているような感じで、桂魚の味なんてわからないほどの激辛でした。

 「牛テールのアワビスープ煮込み」何とも贅沢な料理です。

 中国の国民的な野菜ともいえる白菜を用いたスープはシンプルながら丁寧に作られたあっさり系のスープでした。四川料理は、辛い物が多く味覚が鈍化しそうと思ってしまいますが、こんな繊細な料理も出てくるのだと意表を突かれた感じのスープでした。
 大根パイのパイ皮の層の薄さ、完成度の高さを感じます。

 

 空腹状態でなかったにもかかわらず、よく食べたのをみるとよほどおいしかったということでしょう。さすが評価の高い名店です。

 残念だったのは、川劇の時間も迫っていたため、そそくさと食べたようで、もっとゆっくり味わって食べたかったことです。今回に限らず、中国では料理の数が多いためじっくり味わう時間がないなあといつも思います。