中国浙江省の食9(金華火腿宴)

 金華火腿宴というだけあって、いろいろな料理に金華ハムが使われていました。

 料理の初めに出た2つのお茶は「開化龍頂」と「千日紅仙桃」。前者は浙江省開化県で生産されている中国緑茶で、ガラスコップに80度くらいの湯を注いで茶葉を入れます。茶柱のように立ち上がる茶葉の浮き沈みを楽しめます。後者は茶葉を集めて、丁寧に糸でしばり形づくった工芸茶(細工茶)と呼ばれるお茶で、お湯を注ぐと茶葉がゆっくり開き中から千日紅の赤い花が現れ目でも楽しめるお茶です。

 前菜は、きゅうりや金華ハム、ニンジンなどで豚の腿の形を模したような拌盤と、金華ハム・セリを混ぜて円錐形に形作ったような料理でした。

 前菜の続きです。金華ハムが様々な材料と組み合わされ、味わいの異なる料理に変身しています。

 凝った料理の数々。スープは見栄えはしませんが金華ハムのおいしさが引き出されています。ハムと桂魚と生姜と椎茸を重ねて魚に見えるように並べた料理、冬瓜と組み合わせた料理、ハムで東坡肉のように仕上げたもの等。抜絲といえば抜絲地瓜(サツマイモの飴炊き)が有名ですが、金華ハムで作った抜絲にはびっくり。抜絲の名前通り、水につけて糸を切って食べました。

 金華ハムは蒸し料理にもよく合うようです。美しい盛り付けです。

 スープも出ました。

 金華ハムは小籠包にも用いられています。

 ハムの形のクッキーには思わず笑ってしまいました。

 金華ハムの特長を活かした料理づくめで、3種類ものスープはやはり「金華ハム宴」ならではと思った次第です。