広東料理12

雲南省の伝統食研修」の帰りに昆明雲南省の州都で食べた潮州料理です。潮州市広東省の東部に位置し、福建省とも接しており多くの華僑を出していることでも有名です。

 潮州は鳳凰単欉という烏龍茶を産すことでも有名で、茶摘みと製造工程の見学をしたことを5月5日のブログに挙げています。

 日本で烏龍茶といえば鉄観音凍頂烏龍茶が有名で鳳凰単欉はあまり知られていませんが、烏龍茶の祖といわれています。

 一時中国茶にはまって様々な烏龍茶を味わいましたが、私は鳳凰単欉独特のフルーティな香りが好みです。

 潮州は海岸線から離れた内陸にあり、スルメ、魚の干物、乾燥させた浮袋 、フカヒレなど海産物系の乾物がよく使われます。さすが、フカヒレスープには料理名に恥じないほどたっぷりのフカヒレが入っていました。

 魚の胃袋入りスープ!前回、胃袋について「中々食べる機会はなく、この時だけだったような気がします。」と書いていましたが、スープに入っていたことに今回気づきました。記憶っていい加減だなあとあらためて記録の大切さを思い知らされます。

 潮州は茶を楽しむ習慣が根付いており、点心も豊富です。以前、水晶餃子というのが出ましたが、ここでは水晶包子という甘い点心。フルーツにはスイカは欠かせないようです。