調理科学会九州支部会主催の「四川省の食文化研修」は6日間の日程でしたが往復の移動に2日間を要しているため、実質4日間の研修だったことになります。
それにしては、料理も視察も充実していたとあらためて思います。
視察したのは、少数民族「羌(チャン)族」の村、九塞溝、パンダ繁殖研究基地、漢方薬市場、豆板醤工場、搾菜工場といった四川省ならではの場所や工場。
食事は、飲茶スタイルの四川料理、九塞溝・成都での四川料理、新しいスタイルの四川料理、精進料理、薬膳料理等バラエティ豊かです。
冬は寒く夏は暑く湿度が高いという盆地特有の環境下で健康を保つために、食欲を増進させると同時に発汗を促す唐辛子のようなスパイスを多様する四川。
意図したわけではなかったのですが、たまたま蒸し暑い時期に四川料理を取り上げたのはタイムリーだった気がします。
こうして海外旅行中の「食」をまとめていると、旅行出来たのは平和だったからこそなのだと今更のように気づかされます。
ロシアによるウクライナへの侵攻で、隣接しているポーランドが様々な場面で出てくるたび4年前に行ったチェコ・ポーランドに思いを馳せます。
「食」は付け足し程度になるかもしれませんが、次回から、チェコ・ポーランドを取り上げます。