チェコ・ポーランドの旅1(プロローグ)

 2019年3月10日~18日のチェコポーランドの旅は「テレジンを語りつぐ会」の企画でしたが、私は他の参加者と異なり代表者の野村道子先生のこともテレジンの子供たちの絵のことも知らず、元同僚からの「アウシュヴィッツに行かない?」の電話のお誘いだけでの参加でした。何のためらいもなく二つ返事で即決したので、誘った方は驚かれたようです。以前読んだ「夜と霧」だけが参加の動機でした。

 ホロコースト関連の見学がぎっしりと詰め込まれた9日間の旅は語りつくせないものがあります。

 野村先生のご提案で、帰国後参加者全員が思いの丈を吐き出した文集が出来ました。下の写真は文集の表紙です

     

 表現の仕方は様々で、3台のカメラで3000枚以上の写真を撮られた方は写真で、ある方は短歌で歌日記として、また、詩で表現した方もおられました。

 私はといえば、旅の性格上見学先の雰囲気が似ていてそれらがごちゃ混ぜになり、とても人様に伝えられる状態ではなかったため、自分の頭の整理を兼ねて見学したところを調べなおし若干の感想を交えて纏めましたが、書き足りなかったことが多々あります。今回は、その補足と、他の方のも交えながらお伝えできたらと思います。

 このブログは昨年5月に海外旅行中の料理イラストを中心に始めたものですが、今回はホロコーストの悲惨な痕跡をお伝えすることに主眼を置き、「食」は付録のような扱いになるかもしれません。