トルコの食文化8(ピデ、ギョズレメ、アナトリア文明博物館)

 昼食後に訪れた「アナトリア文明博物館」は古代文明の遺物を展示している博物館で、1997年にヨーロッパの最優秀博物館賞を受賞、歴史愛好家や古代トルコについて学びたい人には必見の博物館なのだとか。

 博物館へ入る前に日向の熱い所でトルコの歴史の説明を受けたものの、全く予備知識もないためちんぷんかんぷんで、折角の博物館も私にとっては「猫に小判」でした。

 夕食は下記のようなもの

 ピデは、イタリア料理のピザと似てピザのような生地に様々な具を乗せますが、細長い舟状に成形される場合が多いのが特徴で「トルコ風ピザ」と称されることもあります。

 トルコの人たちが日常食べているピデは具が載っていないシンプルなピデで、パンのような扱いでいろいろなものと一緒に食べるそうで、私が食べたのもパンとしての位置付けかと思います。

 ギョズレメ(イラストにはギョゼメと書いていますが)は小麦粉と塩と水で作った生地を薄く広げて様々なトッピングを挟んでフライパンで両面をこんがりと焼いたトルコ料理です。具材は、食肉、野菜、キノコ、芋、チーズ、卵、ハーブ・香辛料等。

 トマトスープの浮き身はミニ餃子でヨーグルトをかけて食べるというもの、いかにも東西文化が融合し、トルコのテイストがちょっと加わったという感じです。

 サラダは「羊飼いのサラダ」、メインの肉は羊という具合でトルコ満載の夕食でした。