フランスの食文化6(賛助出演モナコ)

 地図で見れば、モナコはニースとは目と鼻の先といった距離にあり、面積は2.02㎢、これは皇居の総面積くらいの広さで、主権国家としてはバチカン市に次いで世界で2番目に小さいのですが存在感がありますよね。人口密度は世界一、公用語はフランス語、F1やカジノが有名ですが、モナコといえば真っ先に浮かぶのがグレース・ケリー。ハリウッドスターとして絶頂を極めていた時期にモナコ大公レニエ三世と結婚して世界中から注目され、王妃の名前に由来したケリーバッグや自動車事故による突然の死等話題に事欠きません。

 モナコの滞在は1日だけでしたが、モナコ大聖堂・衛兵交代の儀式・香水工場の見学、モンテカルロでカジノ体験等盛り沢山でした。

 モナコ大聖堂(結婚式を挙げたところ)のグレース・ケリーの祭壇の前は花が絶えないということでした。

 モンテカルロカジノの体験、私は見ていただけですが、グループの中にはかなり儲けた人もいました。

 衛兵交代時の制服は白というのが鮮明に焼き付いていたのですが念のためユーチューブで見たら紺色だったのでびっくりして1980年代の衛兵交代を検索してみたら、両方出ていました。色というのは結構インパクトが強いようで、長いこと、衛兵の制服はイギリスが赤、モナコは白と思い込んでいました。

 衛兵交代の儀式を見物した後、レストランで食べた昼食のサラダ、メイン、デザートはどれも何となくファッショナブルな気がするのはグレース・ケリーへの思い入れでしょうかね。

 ニースに戻ってからの夕食はフリーでした。宿泊ホテル前の砂浜ならぬ小石浜に新聞紙を敷いて7人で車座になって食べたのは、パン・バーニャ(大きなバンズの形に焼き上げたフランスパンに卵・トマト・オリーブ・ツナ・レタスを挟んだニース風サンドイッチ)、ノアゼット(ヘーゼルナッツ)とジュースなど。食事内容の点では前日のネグレスコホテルとの落差は天と地ですが楽しい時間でした。