フランスの食文化4(南仏ニース)

 イギリスでの食研修を終えて南仏ニースへ着いたとき、空気が一変していることに気づきました。空港はもわっとした温かさに包まれ、外は日差しも強く、同じヨーロッパでも緯度によってもこんなに差があるのかとびっくりしたものです。スコットランドと南仏を組み合わせた食研修は、このあたりの違いも感じてもらいたかったのだと思います。気候を反映しているかのように、ニースでの昼食はいかにも南仏といった軽やかな雰囲気のものでした。

 エキゾチックサラダはその名の通り、パイナップル、ヤシの実、アボカド、コーン等異国情緒満載の食材が盛り付けられていました。

 メインは軽やかなヌーベルキュイジーヌスタイルです。

 デザートは甘すぎて全部は食べられないと書いています。他の方も同様だったのか確認はしていませんが似たようなものだったのかもしれません。

 

 この年の2年前、パリは8月だというのにとても寒く(パリにいる間スペインで買った皮のコートを羽織っていました)、バカンスとして南仏が選ばれるのはそのためなのかと思ったくらいなのですが、40年近くたった今日、温暖化はパリにも及んで信じられないくらいの猛暑に見舞われ、隔世の感があります。

 今年のパリオリンピック、猛暑にならなければよいのですが、、、