フライ

「フライ」は魚介類や野菜に、小麦粉・溶き卵・パン粉を付けて揚げたもので、厚切りの肉類を同様に調理したものを「カツ」(豚カツ、チキンカツ、メンチカツ等)と呼んでいます。

今回は「フライ」と名前のついた料理を取り上げますが、副菜にも目を向けてみたいと思います。

「魚のフライ」

A病院の「鯖フライ」のつけ合わせはさやいんげんとコーンで、ケチャップがかかっています。後で出てくるB病院のものとはかなり異なります。

小皿にちょっと漬物が添えられるのはA病院の特徴です。

小ぶりの「鯵フライ」のつけ合わせはレモンとキャベツ。

「ごま豆腐」は3回出ましたが、いずれも味噌だれがかかっていました。

白身フライ」にはソースがかかっていましたが、レモンも添えられていました。

「大根の塩昆布和え」は塩昆布の塩味と旨味を調味料として利用したもので、「キャベツとキュウリの塩昆布和え」というのもありました。塩昆布を常備しておくと簡単に野菜の副菜が出来て便利だと思います。

 

「エビフライ」

フライにするには、まずエビの下処理が必要です。天ぷらの時と同様、背わたを取って殻をむき腹側に切り目を数カ所いれてそらせます。これは揚げた時曲がるのを防ぐためです。また、尾の先端部分を斜めに切って尾の水分を出すことにより、油のハネを防ぎます。

エビの下処理といえば、

無知も甚だしかった学生時代を思い出します。

3年次に下宿生活を始めた頃、エビフライを食べたいというサークル仲間の要望に応えて作ったものは何ともお粗末なものでした。

エビの下処理どころか、殻の付いたエビに衣を付けるという信じられない失敗をやらかしたのです。

実習で学んでいなかったのかも知れませんが、常識ですよね。

でも、知らないということはそういうことなのです。

 

「エビフライ」はB病院では2回出ました。

献立名は「エビフライ」でしたが、クリームコロッケも添えられていてちょっと得した気分でした。

家庭で作るのに比べて、着膨れしたような衣たっぷりの「エビフライ」です。

「レバー炒め」も「糸こんにゃくのたらこ和え」もリピート料理です。

「ミックスフライ」という名前でしたが、前回と内容は同じです。しいていえばキャベツがレタスに変わったくらいです。

「ひじきの煮物」には大豆がたっぷり入っていていかにも病院という感じがします。

B病院のフライには必ずレモンが付き、キャベツ、サラダ菜、レタス等の葉物野菜が付くのが特徴のようです。