入院期間が長くなると、リピート料理が増えるのは当然のことかと思います。
A病院は約1ヶ月だったので、主菜のリピート料理は「さばの味噌煮」1回のみでした。
濃厚な味噌にさばの旨みが絡んだ「さばの味噌煮」はご飯のおかずとしてうってつけで、家庭で作るさば料理の定番ともいえます。
さばのにおいが苦手な人でも、味噌で煮ることにより臭みが和らぎ食べやすくなるのでしょう。
美味しく作るにはいくつかのポイントがあります。
1.さばの臭みを取るために、熱湯をかけて水にとる「霜降り」という処理をしますが、それでも残る青魚特有の生臭みを和らげるため生姜を入れて煮たり、ねぎのような薬味を添えたりします。
2.身がパサつかないようにするには加熱し過ぎないことが大切です。酒を入れると臭みを取るだけでなく、ふっくらした食感に仕上げることができます。
3.味噌は煮込んでいる間に風味が飛ぶので、始めに味つけ用、最後に香りを生かす為と、2回に分けて入れます。
一枚目は入院した日の夕食です。約1ヶ月後の二枚目のものに比べ随分雑なイラストですが、手術前なので、、。よく見ると主菜のつけ合わせも副菜もフルーツも全く同じです。B病院は主菜は同じでも副菜は異なります。
参考までにB病院で一回だけ出た「さばの味噌煮」も紹介します。「温かくておいしい」というコメントは、温度管理がしっかりしているA病院には入れていません。
B病院、「さばの味噌煮」が1回だけというと、いかにもさば料理が少ないようにみえますが、これまで出たさば料理は「照り煮」「甘酢あんかけ」「南部焼き」「みりん焼き」「煮付け」「煮魚」。最後の2つは似たようなものですが、それでもバラエティ豊かですよね。