2022-01-01から1年間の記事一覧

韓定食4‐2

ここでも宮廷料理の神仙炉とウナギのかば焼きが出ました。 カニの醤油漬け、クラゲの辛し和え、どちらも高価な食材ですから美味しかったと思うのですが、記憶にあるのは恐る恐る食べたエイです。 カンギエイを発酵させた「オンオフェ」と呼ばれるこの料理、…

韓定食4‐1

2014年に韓国料理研究家の先生がコーディネート・引率して下さった「韓国食の旅」では4日間という行程の中に「韓定食」「マッコリ定食」「塩辛定食」「竹筒ご飯定食」「しじみ汁定食」といった特徴的な定食が盛り込まれていました。 順次紹介しますが、ここ…

韓定食3‐2

焼肉以外は、キムチ、ナムル、きんぴらごぼう風等家庭の常備菜といった内容です。 「石焼韓定食」なので、石焼飯が主役なのでしょうか。大豆とカボチャが入っていました。 魚・野菜の煮物、焼き魚、みそ汁といった日本でもおなじみの家庭的な料理が並んでい…

韓定食3‐1

次に登場するのはとても庶民的な韓定食です。 2009年にゼミ研修旅行で釜山に引率したとき、短期間で韓国の料理をいろいろ経験させたいというわけで、昼食はチヂミや、クッパ、焼肉、冷麺等日本でもなじみのある料理、夕食は韓定食にしたのです。 限られた旅…

韓定食2‐4

最後を締めくくるのは神仙炉と冷麺。どちらもこれだけで主役になりそうな一品です。 神仙炉(シンソンロ)は宮廷料理や伝統韓定食の中でも代表的な人気メニューです。五味五色を基調としたさまざまな山海の食材を丁寧に下ごしらえして神仙炉という鍋に盛り、…

韓定食2‐3

煎(ジョン)は薄くスライスした肉や野菜などに小麦粉と溶き卵をつけてフライパンで焼くピカタのような料理で、チヂミと似ていますが、チヂミはいろいろな具材を小麦粉生地で混ぜて焼いているので、ジョンのように材料の形は残りません。 冷蔵庫に残った材料…

韓定食2‐2

2枚目のシールには高級感漂う料理が並んでいます。日本では高価なマツタケも! 九節板(クジョルパン)は代表的な宮廷料理のひとつです。 八角形に仕切られた器には調理して細切りにした海の幸、山の幸が8種類、中央の器には薄いクレープ状のものが入ってお…

韓定食2‐1

これは、料理展覧会で金賞を取得したレストランの韓定食。宮廷風ですべてが感動物でした。 姉妹校の伝統調理科の先生が連れて行って下さいました。 シール4枚に描いていますが、それぞれに韓国料理の特徴がよく出ていますので1枚ずつ紹介します。 初めに出た…

韓定食1

最も近い隣国[韓国]の食、共通点もありますが、違いの方が多く料理面では興味深い国です。 料理イラストを通して、韓国料理の特徴の一端に触れ、日本と比較してみます。 韓国で最も驚いたのは料理の品数の多さでした。皿数では韓国がトップで、中国、台湾、…

弁当6

マレーシア(1990年) クアラルンプールからシンガポールに向かう車中の弁当です。 食パンとごはんの組み合わせは日本ではあまり見かけません。お米はインディカ種ですね。 種類は少ないのですが、鶏のから揚げはすごいボリュームがありました。 コカ・コー…

弁当5

韓国(1990年) 明日は不在ですので、一日早い更新です。 列車セマウル号(釜山→ソウル)の中で食べた駅弁で、気づいた点は次のとおりです。 ➀梅干しがおかずの一つとして添えられ、しかも大きい。梅干しは日本では日の丸弁当といってご飯の真ん中に入れるので…

弁当4

アメリカ(1991年) 米国研修旅行の学生を引率したとき、ピクニック用にバスに積み込んだ料理を現地で皿に盛った弁当です。 フライドチキン、ポテトチップス、コカ・コーラ、オレンジといったアメリカを象徴するような内容です。 プランテーションでは昔の家…

弁当3

スイス(2013年) スイスのホテルに到着したのが遅かったためか夕食は幕の内弁当。 「安価なコンビニ弁当よりもお粗末」と書いている通りの内容です。 8日間でヨーロッパ4か国(ドイツ、スイス、フランス、イギリス)という行程自体に無理があり、食事にしわ寄…

弁当2

スエーデン(2019年) ストックホルム~ヘルシンキへ移動する日、出発が早く、ホテルでの朝食が出来ないため渡されたボックス弁当です。箱に入っていたわけではありません。 内容は異なるものの、フランスのものとスタイルは一緒です。 記載しているようにパ…

弁当1

日本の弁当は手作り・市販品を含めて様々な種類があり、世界でも注目を集め、近年は[BENTO ]で通用するそうです。 以前、中国の食文化専門の先生から、中国では基本的に冷めた料理を食べる習慣がないので日本のような弁当の習慣がないのだと聞いたことがあり…

カフェテリアスタイルの朝食補足

ベトナム(2013年) カフェテリアスタイルの朝食、種類は豊富だけれど、、、というのが多い中で、「料理の一つ一つがどれもおいしかった!」と今でも忘れられないのがホーチミンの「ホテルニッコウ」のもの。 イラストは平凡でおいしさも伝わってこないので…

ちょっと珍しい朝食4

タイ(1990年) 朝食として珍しいというわけではないのですが、珍しいフルーツとして登場です。 タイ・マレーシア・シンガポールの市場でやたら目に付いたのは南国のフルーツ類でした。 見たこともないトロピカルフルーツオンパレード。朝食に出ていれば、食…

ちょっと珍しい朝食3-2

フランクフルトソーセージ・卵・パンのない朝食です。 「ジャウライ」と書いているモンゴル風クレープの朝食はちょっと特殊かもしれません。 色々調べてもこれに関する情報が見当たらないので、もしかしたら聞き間違いなのかもしれませんが、乳製品の一種だ…

ちょっと珍しい朝食3-1

モンゴル(1995年) モンゴル滞在中ジンギスカン村のゴビツーリストキャンプのゲルに5泊したのですが、5回の朝食中、4回は全てフランクフルトソーセージ、卵、パン、紅茶という組み合わせで葉菜類は皆無でした。 パンはぱさぱさの上、味もなく「毎度おなじみ…

ちょっと珍しい朝食2-2

これ、パパイヤがなければイギリス風の朝食です。パパイヤの生産量はインドが断トツ1位ですから、近くのスリランカでは日常的に食べているのかもしれません。 それにしても、種から芽が出ているなんてちょっと珍しいですよね。 スリランカ1日目の朝食だった…

ちょっと珍しい朝食2-1

スリランカ(1990年) スリランカのホテルの朝食は、イギリス統治時代の名残なのかイギリス風のものが多かったのですが、ここで紹介するのは、スリランカの朝食として人気のあるホッパーです。 ホッパーは米粉にココナツミルクで溶いたクレープのような薄い…

ちょっと珍しい朝食1-2

トルコのチャイは2段式ポット(チャイダンルック)で淹れ、小ぶりの細長いグラス(チャイダルバック)で飲みます。 写真はトルコで購入したポットと2種類のグラスです。 小さなグラスなので、出す方もいただく方も気が置けず、買い物をした市場やデパート等…

ちょっと珍しい朝食1-1

トルコ(1993年) トルコの伝統的な「ピデ」専門店で製造工程を見学した後の朝食です。 「ピデ」はトルコ版ピザといった感じですが、イタリアンピザと異なり、細長い船型をしています。 この時は、ミンチ肉をトッピングしたものと、チーズを包んで焼いたもの…

台湾の朝食3

ホテル近くのレストラン(2002年) 台北での朝食ですが、おかゆがなければ朝食とは思えない内容です。 いわゆる定番朝食の類はメニュー表の中にあったはずですが、前日の夕食が台湾特産の野菜をふんだんに取り入れた料理だったためなのか、珍しく野菜料理が…

台湾の朝食2

永康街高記で(2002年) 台北の永康街にある高記(カオチー)での朝食です。 高記は小籠包の老舗店ということで、看板商品の「焼き小籠包」「小籠包」のほか「焼売」「餃子」「ワンタン」「麺」といった小麦粉を使った点心を一通り注文しました。 その上、魚…

台湾の朝食2

永康街高記で(2002年) 台北の永康街にある高記(カオチー)での朝食です。 高記は小籠包の老舗店ということで、看板商品の「焼き小籠包」「小籠包」のほか「焼売」「餃子」「ワンタン」「麺」といった小麦粉を使った点心を一通り注文しました。 その上、魚…

台湾の朝食1

中国と同様、朝食を外で食べる文化があり、朝食店は数多くあります。ホテルでの朝食イラストがほとんどないので、レストランのものを一部紹介しますが、多彩な内容の朝食であることがわかります。 上海の「永和豆奨店」で(2001年) これは上海で食べた朝食…

韓国の朝食3

ホテル近くの食堂で(2014年) 飯、クッパ、キムチ、塩から等、家庭での内容と共通点の多い朝食です。 荏胡麻は健康によい食材として話題になったシソ科の野菜で、見た目、シソの葉と変わりありませんが、においは別物で日本ではあまり好まれませんが、韓国…

韓国の朝食2

ホームスティ先の朝食 韓国には3回学生の研修旅行引率をしましたが、そのうち2回は姉妹校の先生宅へ宿泊しました。 1990年、日語通訳科の、新婚ほやほやの先生宅でホームスティさせていただいた時の朝食です。 飯、スープ、キムチ、ナムル、韓国海苔、炒め物…

韓国の朝食1

韓国の朝食パターンは、飯、汁、海苔、卵料理、あえ物、漬物など日本と似ていますが、やや趣が異なります。 ホテルの朝食(1990年) 6種類のキムチ、2種類のナムル、それに、チゲや海苔等、野菜料理中心の健康的な朝食です。 ナムルもキムチも、みそ汁も器が…