弁当3

                スイス(2013年)

                

 スイスのホテルに到着したのが遅かったためか夕食は幕の内弁当。

 「安価なコンビニ弁当よりもお粗末」と書いている通りの内容です。

 8日間でヨーロッパ4か国(ドイツ、スイス、フランス、イギリス)という行程自体に無理があり、食事にしわ寄せが来たのかもしれません。

 ところで、日本の幕の内弁当に卵焼きは付き物ですが、外国で出される幕の内弁当の中に卵焼きを見たことがありません。

【卵焼き!】日本ではかつて、大衆に人気のあるものの代名詞として「巨人・大鵬・卵焼き」なんて言葉がはやったくらい定番の一品で、今でも不動の地位を保っています。

 卵に砂糖、塩、醤油などの基本調味料を混ぜて焼くだけというシンプルなものですが、それだけに味付けのバリエーションも様々で、お菓子のように甘ったるい卵焼き、しょっぱめの卵焼き、どちらも口にしたことがあり、家庭によってずいぶん味が異なるのだと思いました。市販の弁当の卵焼きも味や硬さはかなり違いますね。

 関東では甘い味、関西地区では出し汁を利かせたものが好まれるそうで、地域差もあるようです。

 ウナギのかば焼きを巻いた「鰻巻(うま)き卵」が入っていたらちょっと高級な弁当といえそうです。