弁当5

                 韓国(1990年)

              

 明日は不在ですので、一日早い更新です。

 列車セマウル号(釜山→ソウル)の中で食べた駅弁で、気づいた点は次のとおりです。

➀梅干しがおかずの一つとして添えられ、しかも大きい。梅干しは日本では日の丸弁当といってご飯の真ん中に入れるので、反日感情が弁当にも反映されているのかと思ったのですが、韓国の友人に聞いたら、梅干しをご飯の中央に入れる習慣がないとのことで、逆に日本ではなぜご飯の中央に入れるかその方が不思議と言われ、なるほどと思いました。

➁ハムや牛肉の切り方が厚い。

➂海老のフライは尾が無く、外見だけでは何のフライかわからない。見栄えを大切にする日本では、尾がついてこそのエビフライですが。

➃日本の幕の内弁当に付き物の卵焼きがない。

 

「梅干しが真ん中」についてのエピソードです。

 在職中、梅干しがご飯の隅っこに入っていた学生の弁当を見て「梅干しは真ん中じゃないのね」と聞くと、待ってました!と言わんばかりに「我が家はみんな日の丸反対なのです。ついでに言っておきますが君が代も反対です」と。

 弁当の中にもさりげなく主義主張が盛り込まれていました。