弁当1

 日本の弁当は手作り・市販品を含めて様々な種類があり、世界でも注目を集め、近年は[BENTO ]で通用するそうです。

 以前、中国の食文化専門の先生から、中国では基本的に冷めた料理を食べる習慣がないので日本のような弁当の習慣がないのだと聞いたことがあります。

 日本ではおにぎりも含めて、弁当はコンビニの主力商品ですが、中国ではオープン当初売れ行きが悪く苦戦し、温かい状態で買えるよう工夫した結果大ヒットしたとのことです。

 調理済みの食べ物を携帯する習慣は、世界中で見られますが国によってそれぞれに独自性があり面白いなあと思います。

 海外旅行中いわゆるお弁当を食べる機会は少ないのですが、お国柄が違えば「おや?」と思うことは多々あります。

 海外旅行中の数少ない弁当を紹介します。

                フランス(1998年)

 アビニヨン~パリ~リヨン間の新幹線の中で食べたものです。

 添乗員から「今日の昼食はお弁当です」といわれ、箱詰めのものを想像して期待したのですが、白いビニール袋の中に無造作に入れられた食品を見てがっかりしました。内容は決して悪くないのですが。

 フランスには弁当という概念はなく昼食を持参する場合はこのスタイルが一般的らしいのです。

 しかし、近年日本のアニメや漫画の影響で弁当も[BENTO]と呼ばれブームになっているといいますから、今ならもう少し弁当らしいものになっているのかもしれませんね。