広東料理10

 昼食の「飲茶」は、広州三大酒家の一つに数えられる老舗レストラン「泮渓酒家」でいただきました。

 広東省ならではのエッグタルトと大根餅。大根餅は福建省や台湾でもよく出てきます。

 いろいろな水晶餃子をいただきました。普通の餃子の皮は小麦粉で作りますが、浮粉や片栗粉などのデンプンを用いて作る水晶餃子は、皮が透き通り光沢があってきれいです。具にエビを入れることが多いです。

 また、「泮渓酒家」の人気メニューは像型点心で、これは味覚だけでなく視覚面でも楽しめます。ウサギを模した海老入りの水晶餃子は「泮渓酒家」ならではの点心なのだろうと思います。

 ところで、この内容で一人分430円。前回もそうでしたが、約20年前の中国は物価が安かったのでしょう。

 実は、この日の朝食については2022年7月22日に取り上げており、その時も価格について触れていますので説明文だけ再掲します。

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 中国では概して外で朝食をとる人が多く、これもその一つ。

「広東飲茶を極める旅」というテーマのツアーだったせいもあり、シューマイ・餃子・炒麺といった塩味の点心、小豆ゼリー・ゴマ揚げ団子・蒸しパンのような甘い点心。

 メニューの中からごく一部を選んだと思うのですが、おいしい点心が勢揃いしたような朝食でした。

 どれも結構手がこんでいて、この内容で一人分375円は安い!と思ったものです。

 「食在広州」、面目躍如たるものがあります。

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