広東料理9

 香港から戻った広州の夕食もまたおごちそうづくめ。

 毎度おなじみ「鶏の足」、広東名物「チャーシュー」も顔を見せています。いろいろな食材を使った炒め物、茹でもの等多彩です。

 どんな味がするのだろうと想像力を掻き立てる料理の中にあって、異色なのは何とも家庭的な「じゃがいもとピーマンの炒め物」。中国で食べた数少ないじゃがいもの料理です。

 出し殻の内容は詳しく書いていませんが、今回もスープを作るのに用いられた食材が一緒に供されました。

 米粉で作られた広東麺はきし麺みたいな幅広でした。以前も書きましたが、中国の麺類は小麦粉・米粉・緑豆デンプンで作られますが、北部では小麦粉、南部では米粉から作られるのが一般的です。

 前に「死ぬほどおいしい」と絶賛したカスタードクリーム入りのお餅と外観はよく似ていますが、中の餡は黒ゴマ入りです。フルーツは今回もスイカの皮で細工した飾りが彩を添えていました。

 一人分の価格、本当に?と疑ってしまいますが、聞いたままの記録です。