「飲茶を極める旅」のハイライトは香港「唐朝」での飲茶三昧の昼食。
「唐朝」は香港スィーツ(特にマンゴープリン)で超有名なレストランですが、スイーツだけでなく塩味の点心も豊富で、お客さんでごった返していました。東京や大阪、京都、名古屋などにも支店があります。
海老入りワンタン、大根餅、おかゆ等期待を裏切らない料理の数々。特に「朝廷極品御用粥」なんて名前だけでも王様の気分です。ツバメの巣、アワビ、海老入りで、たかが粥と侮れません。価格も最高級!
昼食なのでクラゲ、焼きビーフン、粽等甘くない料理も注文しました。
この当時、旅行メンバーは広東省発祥のスイーツ「生姜プリン作り」に熱を上げていました。新鮮な生姜汁に温めた牛乳を注ぐと固まるというものですが、ちゃんと固まるときとそうでないときがあり、その原因がわからず、中国スイーツの本場で確かめるのだととても期待していたのでメニューに載っていなくてがっかりしたものです。
ネットで調べてみたら、生姜や牛乳の種類、混ぜる温度など微妙な条件が影響するようで、牛乳が生姜中の酵素で固まるメカニズムが載った論文も紹介されていました。これを参考に再挑戦してみたいと思います。
豆腐花(トウファ)は絹ごし豆腐より柔らかい食感のゼリー状食品で、台湾やマレーシア、シンガポールなどでも食べられています。甘い味付け(主に南方)、塩辛い味付け(中国北部)、ピリ辛い味付け(中国西南部)の食べ方があり、桶で供される「唐朝」のものは、シロップをかけて食べるというものでした。
パパイヤ、杏仁、白きくらげ入りの甘いスープも珍しいものでした。