広東料理3

  茶農家で茶摘み体験と鳳凰単叢の製造工程見学を終え、客家円楼(福建省広東省の県境に点在している円形の巨大集合家屋で、ユネスコ世界文化遺産にも登録されています)の視察後、食べるのにはちょっと勇気のいる昼食が待っていました。

 20年前のことなのにこのイラストを見ただけで、食事を終えて外に出た時、店の前に置かれていた檻や水槽の中の動物の姿が目に浮かびます。

 世界を旅すると日本ではなかなかお目にかかれない食材に出くわしますが、珍しい食材となると中国が圧倒的に多く他国の追随を許さない感じで、食に対する執念の凄まじさを感じます!

 ヘビ、カメ、ハリネズミ、カエル、スッポン、ヤギ、いずれも日本では非日常の食材で、とても味わって食べたとは言い難く、どんな味だったのかあまり覚えていません。

「広東人は空を飛ぶものは飛行機以外、水の中のものは船や潜水艦以外、地面を走るものは車以外、四つ足は机と椅子以外、二本足は人間以外なんでも食べる」と言われるほどさまざまな物を食材に使用しています。

 広東に限らず他地域でも珍しいものに出くわしましたので「こんなものも食べた!」というのも、追々紹介したいと思います。