鶏料理1

主菜として最も出番が多い肉は鶏です。鶏肉は牛肉や豚肉に比べ安価な上、淡白な風味を持つため様々な調味料と合わせやすいのかもしれません。病院で出た主菜の鶏料理をすべて書き出してみました。赤文字はすでに出てきたものです。

 A病院:鶏肉入り酢豚風(酢鶏)、鶏肉のみりん焼き、鶏のチーズ焼き、鶏のごまソースかけ、鶏と豆腐のあんかけ、鶏の梅肉揚げ、鶏のから揚げ

 B病院:鶏肉ピカタ(2回)、酢鶏、鶏肉のピザソース、鶏肉の韓国風漬け焼き、鶏肉の照り焼き、鶏肉の幽庵焼き、鶏肉のオーロラソース焼き、照り焼きチキン、鶏肉の柚子焼き、チキンカツ、鶏肉の塩麴焼き、タンドリーチキン、鶏肉の立田揚げ

 揚げ物、焼き物が多かったのですが、今回はそれ以外のものを取り上げました。

 どちらもA病院のものです。

 茹でるか焼くかの加熱処理をした鶏にゴマソースをかけたものです。

 スナップエンドウは主菜の付け合わせとしてよく用いられます。数えてみたらA病院では4回、B病院では8回でした。B病院では付け合わせ野菜のトップがスナップエンドウで、ブロッコリー(7回)、更にアスパラガス(6回)と続きます。

 煎り豆腐はいろいろな食材が入って栄養のバランスという点では安心感があります。

 豆腐及び鶏のあんかけが入った炊き合わせという感じです。色彩がよく考えられた盛り付けです。色彩といえば、一般に赤い色が欲しいときは人参を用いることが多いのですが、A病院はパプリカの頻度が高かったですね。副菜のビーフンにも入っていますが、数えてみたらなんと29日間で16回。ちなみにB病院は67日間で7回です。

 パプリカは人参に比べると割高ですが、入っている量はほんのわずかでも結構存在感があり、「またパプリカだ」としっかりインプットされるほどで、色彩的には効果的な食材だと思います。

 さやいんげんも付け合わせとしてよく用いられます。これも数えてみたら付け合わせ野菜としてA病院は10回,B病院は1回で、スナップエンドウと逆の傾向でした。ただしB病院ではさやいんげんは付け合わせ以外の料理によく用いられていました(6回)。