これは、料理展覧会で金賞を取得したレストランの韓定食。宮廷風ですべてが感動物でした。
姉妹校の伝統調理科の先生が連れて行って下さいました。
シール4枚に描いていますが、それぞれに韓国料理の特徴がよく出ていますので1枚ずつ紹介します。
初めに出たのは数種のキムチとあえ物(ナムル)で、品よく盛り付けられていました。
ボッサムキムチは白菜で海鮮や果物、野菜、ナツメ、松の実等を贅沢に包んだキムチで、「キムチの王様」とも呼ばれ、お祝いの席など特別な日に食卓に並びます。様々な食材の旨味がギュッと詰まった奥深い味わいです。韓国ではいろいろなキムチをいただきましたが、ボッサムキムチはこの時だけです。
水キムチは野菜や果物を乳酸発酵させたもので、ニンニクや唐辛子は使わず、水分たっぷりの辛くないキムチで、漬け汁ごと味わいます。さっぱりしておいしいキムチです。
ボッサムキムチも水キムチも昔は宮廷料理で出されていたそうで、「キムチ博物館」では様々なキムチを見ることが出来ますから、見学をお勧めします。
トラジは桔梗の根のことでナムルやキムチに使うことが多いです。
ムクはでんぷんを固めたゼリー状の食品で、どんぐりの根で作ったトトリムクが有名です。これを初めて食べたとき、見た目ゴマ豆腐かと思いました。
トラジもムクも韓国特有のもので、この1枚のシールに収まっている料理だけでも韓国を感じます。