ちょっと珍しい朝食2-1

                                                 スリランカ(1990年)

                                   

 スリランカのホテルの朝食は、イギリス統治時代の名残なのかイギリス風のものが多かったのですが、ここで紹介するのは、スリランカの朝食として人気のあるホッパーです。

 ホッパーは米粉ココナツミルクで溶いたクレープのような薄い生地を専用の浅い鍋で半球上に焼き上げたもので、外側はパリパリ、内側はもっちりしています。

 中に卵を目玉焼きのように落としたエッグホッパーは、スリランカでは朝食によく食べられます。

 また、別の日の朝食でストリングホッパーを食べました。ホッパーと同じ生地をところてん風に押し出したもので、私が食べたのは短く細かいビーフンといった感じでした。

 ホッパーを焼く鍋は直径15センチ程度のお椀のような鍋、ミニ中華鍋みたいなもので、記念に買いましたが、あまり出番はなく、せいぜい学生たちに見せるにとどまりました。