ちょっと珍しい朝食3-1

               モンゴル(1995年)

             

 モンゴル滞在中ジンギスカン村のゴビツーリストキャンプのゲルに5泊したのですが、5回の朝食中、4回は全てフランクフルトソーセージ、卵、パン、紅茶という組み合わせで葉菜類は皆無でした。

 パンはぱさぱさの上、味もなく「毎度おなじみのパン」と表現しています。

 目玉焼きでちょっと面白いことがありました。

 形は目玉焼きなのに白っぽかったので、卵白だけの目玉焼き?卵黄はどこに行ったのだろうねえ?などと他愛もない話になりました。

 同じように白っぽい目玉焼きに対して、もしかしたら、卵を溶いた全卵を目玉焼き風に焼いたのかしらと、これまたへんちくりんな理屈付けをしました。

 やっと見慣れた目玉焼きを見て、21,23日の白っぽい目玉焼きは、卵黄の色によるものだったらしいということで決着。

 色の違いはエサの違いってことに気づかず現実味のない想像を巡らせたのです。

 卵黄の色は、エサに含まれるカロチノイド系色素の量で決まり、色の濃い野菜を与えれば黄色くなるのですが、味や栄養価に違いがあるわけではないようです。