タイ(1990年)
朝食として珍しいというわけではないのですが、珍しいフルーツとして登場です。
タイ・マレーシア・シンガポールの市場でやたら目に付いたのは南国のフルーツ類でした。
見たこともないトロピカルフルーツオンパレード。朝食に出ていれば、食指が動きます。
ポメロは文旦に似ていますが、文旦に比べて酸味は少なく甘さがやや強く、甘いグレープフルーツといった感じでした。
ローズアップル(私はアップルローズと書いていますが)はタイではチョンプーと呼ばれ、とてもメジャーなフルーツで、外観は、ワックスをかけた細長いリンゴのようですが味は梨に近いです。
マレーシアの家庭でいただいたフルーツは、ドリアン、マンゴスチン、ランブータン、ドラゴンフルーツ、バンレイシ(シュガーアップル)、チク(外観はじゃがいもみたいです)等初めて口にするものが多かったのですが、個性の強さで忘れられないのはドリアンでした。
ドリアンは「果物の王様」と称されますが、その強烈なにおいゆえ公共の建物、交通機関では持ち込みを禁止されているほどで(離陸前の旅客機で悪臭が漂い、機内から乗客が脱出、出発を一時見合わせる騒動があったとか)家庭で出された時も、部屋中ドリアンのにおいで満たされ、ちょっと閉口しました。
好きか嫌いか、好みが両極端にわかれる果物で、メンバーの中で「おいしいと思う」人はごく一部でした。