チェコ・ポーランドの旅8(ポーランド・ユダヤ人歴史博物館)

 ワルシャワゲットー蜂起70周年を記念して2013年に建てられた「ポーランドユダヤ人歴史博物館、通称POLIN」。これはポーランドユダヤ人の1000年の歴史を展示した博物館で、ヨーロッパの数ある博物館の中でも最も優れた博物館と評価されたそうです。

 多様な資料やジオラマ、街並みの再現など展示に様々な工夫がみられ、楽しみながら歴史を学べるユニークな博物館です。

 ガイドさんの熱っぽい説明が2時間超特急で行われましたが、満福状態でとても消化しきれません。おそらく一日かけても観きれないほどで、圧巻としか言いようのない博物館でした。

 博物館のすぐ隣(かつてのワルシャワゲットーの跡地)に「ワルシャワゲットー蜂起記念碑」が建てられています。大戦前、ワルシャワ市民の30パーセントはユダヤ人だったといい、ヨーロッパ各地のゲットーの中でも最大規模のものです(ゲットーの人口は最も多い時で45万人いたといわれています)。
 戦争が始まると、ユダヤ人はゲットーと呼ばれる居住地区に閉じ込められ、次々にゲットーから強制収容所へと移送されていきました。ゲットーのユダヤ人たちはナチスに対する武力闘争を開始しますが、1か月足らずで鎮圧され多くの人が虐殺されました。この事件を記憶にとどめ犠牲者を慰霊するのが、この「ワルシャワゲットー蜂起記念碑」です。

 

 夕食はホテルでビュッフェ形式のディナー。取り立てて紹介するほどの内容ではないのですが、一応、オードブル、スープ、メインディッシュ、サラダ、デザートと分けています。ビュッフェあるいはバイキングというと、皿いっぱいの料理をのせているのをよく見かけますが、一度に多くの料理を取るのではなく、コースのようにオードブルから始まり、食べ終わったら次のものをというのが基本マナーです。