チェコ・ポーランドの旅7(コルチャック先生)

 飛行機でプラハからポーランドワルシャワへ移動、飛行時間は1時間15分です。

 ポーランドの国旗は白と赤の横二色旗ですが、背景が白いので赤だけに見えます。

              

 市内のレストランでポーランド式餃子、ピエロギをいただきました。ピエロギは東ヨーロッパの伝統的な料理、ポーランドでは国民食となるほどの定番料理で、皮が厚い大きめの茹で餃子といった感じでした。

 午後はユダヤ人墓地を訪れ、この中にある記念碑「コルチャック先生と子共たちの群像」を見学しました。

          

 コルチャック先生のことはこの旅行で初めて知りました。小児科医、児童文学作家として児童教育に情熱を注ぎ、恵まれない孤児たちの支援に力を尽くしますが、ナチスの迫害に会い、孤児院の子どもたち200人とともにナチス強制収容所に送られることになった時、多くの人から救いの手が差し伸べられたにもかかわらず子供たちが心配しないようにと一緒に強制収容所へ行くことを選び、子供たちも怖がらずコルチャックについて行ったそうです。

        Wikipediaには「子供たちは全員銃殺され、コルチャックはその銃殺を最後まで見届けることを強要された後、最後に自身も銃殺されたという」と書かれています。

 その後、ウムシュラークプラッツと呼ばれる集荷場(元は貨物駅だったそうです)へ行きました。ワルシャワ・ゲットーからユダヤ人をトレブリンカ強制収容所に移送するために利用した駅の跡地で、ユダヤ人は貨物列車にびっしりと詰め込まれて移送され人間としてではなく、単なるモノ扱いされた現れともいえるような場所です。

 ポーランドホロコースト関連の施設はまだまだ続きます。