ベトナム最後の夕食はフランス料理。フレンチレストランというとかしこまったイメージですが、ル コルドン ブルーはフランクなフランス料理レストランで店内では生演奏もしていました。「時の流れに身をまかせ」「神田川」「北国の春」など日本人の心情に訴えるような曲が演奏され、これらの曲はベトナムの人にも人気なのだろうと思うと同じアジア人としての連帯みたいなものさえ感じました。
ちなみに、メコン川クルーズの後トロピカルフルーツをいただきながら聞いた曲は「支那の夜」「幸せなら手をたたこう」でした。
以前、スコットランドで、日本人向きに「上を向いて歩こう」が演奏された時は、頭で理解してもしっくりこなかったのを思い出します。
オードブル、パン、スープ、メインディッシュ、サラダ、デザート、コーヒーと献立構成はフランス料理そのものでしたが、オードブルの海老入り餃子やコンソメスープの味などにちょっとだけベトナムのテイストが感じられました。
コーヒーもフランスの影響で、日常の食生活の中に定着している飲み物です。