ベトナムの食文化6(エレファントフィッシュ、グレートボール、チェー)

 メコン川クルーズの後、昼食をとったレストラン(mekong rest stop)は2009年に皇太子殿下(現天皇陛下)が訪問されたとかで、入り口にはその時の写真が飾られていました。

 メインはメコン川でとれた「エレファントフィッシュ」を鱗ごと揚げた唐揚げです。像の耳のように大きな魚ということでこのように呼ばれています。ライスペーパーに青菜と果物、麺と一緒に包んでタレ(ヌクマム)をつけて食べるというのが一般的な食べ方のようで、このレストランの名物料理です。

 パンパンに膨らんだ大きな丸い揚げ餅(グレートボール)は初めてみる形ですが、ほんのり甘いもち系のパンといった感じです。

 デザートのぜんざいは、ベトナムの伝統スイーツの代表格である「チェー」。ココナッツミルクに煮豆や芋類、フルーツ、寒天やタピオカなどを加えた伝統的なデザートで、温かいものは日本のぜんざいに似ており、また、氷を入れて冷たくすればかき氷のような味わいにもなり、具材・食べ方ともにバリエーションが豊富で、飽きの来ない日本人向きデザートという気がします。

 タピオカブームの次は「チェー」ということにならないですかねー。