「まずい」の汚名を返上した、スコットランドのインバーネスのホテルでの夕食です。
「出発以来やっとおいしい食事にありついた」なんて書いていますが、楽しみにしていたスコットランドの特産品スモークサーモンがきれいに盛り付けられて出ただけですでに合格!
期待を裏切らないおいしさでした。
スープにも、メインディッシュの付け合わせにもじゃがいもが使われており、イギリスの食事でじゃがいもの入っていないものは皆無といってよいくらいです。
じゃがいもって世界中、どこでもよく食べられていると思っていたのですが、イラストに登場するじゃがいも料理は欧米では多いのに、アジアでは少ない傾向がみられます。
例えば、中国では料理892皿のうちじゃがいも料理は8皿(このうち4皿は千切り炒め)、韓国は260皿中3皿、それも付け足しみたいな扱われ方であり、台湾に至っては204皿中ゼロ、ベトナム、シンガポール、マレーシア、インドネシアも似たようなものでした。皿数はデザートとフルーツ、ご飯を除いたものです。
スコットランドのスープには、大麦が入っているものが多く、そういえば、NHKの連続ドラマ「マッサン」で有名になったスコッチウイスキーは大麦が原料で、中島みゆきが歌った主題歌は「麦の唄」でした。
「麦の唄」を聞くと、 歌詞とは関連がないのですが、ウイスキー工場の見学をしたこと、バスからブレア城を横目に景色を楽しんだこと、ヒースの花が咲き乱れる中で様々なポーズで写真を撮りまくったことなどが次々と懐かしく思い出され、旅を共にした方々と語り合いたいと思うのですが、残念ながら多くの方は亡くなられ少々寂しい思いをしています。