昼食と同じレストランということもあって、代り映えがせず何だか同じものを食べたみたいで、おまけに取り立てておいしいというわけでもなく不評を買った夕食です。
メインのラムローストの付け合わせはポテト、グリンピース、トマト。昼と同じです。
イギリス人が好きなのはじゃがいもと肉といわれていますが、まさにその典型です。
「スコッチブロス」は肉や野菜、大麦、豆などがたっぶり入った具沢山のスコットランドの代表的なスープで、イタリアの「ミネストローネ」を素朴にしたような感じです。
イギリス料理の一般的な評価は「まずい」ですが、まずさの特徴の一つが料理に味がついていないということにもあるようです。焼くと茹でるが基本で、調味は、各自好みで塩・胡椒をかけてどうぞというものです。
味の感じ方は人それぞれなのだから食べる人にゆだねる、味付けは料理人の責任ではなく客の自己責任、素材が美味しいから、やたら調味しなくてよいのだとも聞きましたけど手抜きのような気がしないでもありません。
このツアー、旅行代金もそれなりに高かったせいもあり「高い旅行費用の割に料理がお粗末」と参加者から不満が出たのですが、私はイギリスの料理にあまり期待していなかったので「まずいと言われる本場に来たのだからこんなものなのだろう」くらいの感覚で、失望感は少なかったのですが。