今回取り上げた東南アジアの国は、タイ、マレーシア、シンガポール、インドネシアでしたが、すでに取り上げたベトナムも含めて東南アジアの食を概観してみると、共通しているのは南国らしい食材(香辛料、南国フルーツ、米、ココナツミルク等)の利用と中国料理の影響を受けていることで、それにその国特有のテイストが加わり、欧米に比べると豊富な食材を用いて豊かな食文化が形成されているという感じがします。
数少ない食体験を通して大変大雑把な印象でしかないのですが、タイ料理は、甘味、辛味、酸味、塩味等の味がひとつの料理に絶妙なバランスで詰め込まれており、ベトナム料理は隣国中国の影響だけでなく、統治国だったフランスの影響を受け、マレーシア・インドネシアは「ニョニャ料理」に象徴されるように中国料理と融合したような料理、インドネシアは気候風土や、宗教の影響なのか中国料理の影響は比較的少ない感じがしました。
9月29、30日は、エネルギー関連の見学・学習のため名古屋・瑞浪(岐阜県)へ行きました。見学したのは「電気の科学館」「東濃地科学センター」「瑞浪用地」「核融合科学研究所」とやや堅苦しい感じですが、密度の濃い旅でした。いずれこれについては詳しく報告したいと思っています。