モンゴルの食文化10(洋風献立構成)

 再びウランバートルへ戻り、昼食はジンギスカン村。モンゴルのツーリストキャンプではヨーロッパと同様、夕食より昼食に重きが置かれています。現地の人の食事パターンではなくあくまでもツーリスト対象なのでしょうが、献立形式はサラダかオードブル、メインディッシュ、スープ、パン、デザート、飲み物というフランス風で、料理の内容はモンゴルです。

 実は、これまでもほぼこのパターンだったのですが、フランス製の皿に盛られているのを見て気づいたというわけです。

 オードブルも、肉料理の付け合わせもデザートも生鮮食品ではなく加工品、サラミもマトン風味、ビーフステーキは草原を駆け巡る筋肉質の牛なのか「あごの運動になるわ」という人もいるほど固い肉でした。

 オードブルに1つだけ載っているきゅうりは例のワサビ受け風!