中国浙江省の食11(紹興地方料理)

 紹興での夕食は魯迅の小説にも登場する老舗のレストラン「咸亨酒店」で摂りました。魯迅は中国の小説家、翻訳家、思想家として有名ですが、留学した日本では医学を学んでいます。魯迅の足跡をたどることが出来る「魯迅記念館」や当時の家具がそのまま保存されている生家の見学はお薦めです。

 このレストランは紹興の地方料理がメインで、魯迅の書いた料理はここに全部あるのだとか。味付け空豆もその一つ。紹興酒の鶏壺蒸しは紹興ならではの料理なのでしょう。

 臭豆腐はどうしても好きになれません。揚げてあるので臭いは和らいでいるとはいうものの、何を好き好んでこんなもの食べるのだろうという気はしますが、好みは人それぞれ。翌日見学した臭豆腐店には、あたり一面臭豆腐の臭いが漂っていました。

 他地域ではあまり食べたことのない料理が並びました。

 中国のどこかで食べたような料理もちらほら。

 正直言って、これだけの料理で紹興地方料理の特徴はよくわかりません。