スリランカ2(カレー)

「紅茶とスパイスの産地スリランカ深訪」というテーマでスリランカを訪ねたのは33年前。当時は、地球の汚染とは無縁の平和で素朴な生活がみられました。

 コロンボへ到着し、バスでニゴンボへ移動中、道端に寝そべっている牛をバスの中から見た時、スリランカへ来たことを実感しました。ホテルは、イギリス統治時代の建物が多く、中には女王様の気分になれそうなほど広くて立派な部屋もありましたが、風呂の多くはシャワーのみ、バスタブがついていても湯が出なかったりで(ほぼ毎日、「水しか出ない」と書いています)近代化とは程遠かったように思います。

 

 スリランカ料理の特徴は、香辛料、ココナツをよく使うことや、主食を中心として複数のおかずを盛り合わせ、混ぜて食べる一飯多菜。カレーにその特徴がよく出ているように思います。

 

 12月21、25日の昼食で出たカレーの料理です。

 どちらもカレー、スープ、紅茶、フルーツ、パパダンの組み合わせです。

 スリランカのカレーは日本と異なり、ご飯の周りに数種類のカレーや副菜を盛り付けて、それらを混ぜて食べるというもの。さまざまな味のカレーが合わさって奥深い味になります。

 パパダンは豆や小麦などでできた薄い煎餅状のもので、カレーと混ぜながら食べると、パリパリとした食感をプラスしてくれます。