イタリア料理3-平打ちのロングパスタ-

 きし麺のような帯状の形をした平打ちロングパスタといえば、フェットチーネとタリアッテレ。両者はとてもよく似ていて、違いといえば発祥地や原材料、麺の太さ(幅)が少し異なる程度です。

 

 フェットチーネおよびタリアッテレが出たメニュー、どちらも前菜のない食事でした。

 ミートソースで和えたフェットチーネ

 実は、半生のフェットチーネを買っていたのをすっかり忘れていて、このブログがきっかけで冷蔵庫に入れていたのを思い出し、ちょっと賞味期限切れのフェットチーネをゆでてボロネーズソースで和えていただきました。同じ麺でもきし麺とうどんとでは口当たりが異なるように、フェットチーネとスパゲティも食感の味わいがかなり異なり、私は丸みを帯びたスパゲティ派です。

 サラダにはルッコラ、ラディッキョ、マーシュ等当時日本では珍しかった野菜が無造作に盛り付けられ、それだけでも海外に来たことを実感させられました。ラディッキョは外見紫キャベツとよく似ていてフランスではトレビスと呼ばれているものですが、イタリアではよく出ました。

 リコッタチーズも当時日本では珍しかったので食品店で買ったものの、持ち帰ることはできないのでクラッカーに載せて味わいました。このチーズ低脂肪、低カロリーで、癖がなくさっぱりとしていろいろな料理に使えます。

 タリアッテレのソースはマッシュルームの入ったクリームスタイルのソースで和えたものと思います。

 メインの付け合わせのポテトの数を数えて記録しています。1つがどの程度の大きさか書いていないのですが、それにしても30個近くというのは多いです。ドイツやポーランド、イギリスでじゃがいもが多いのは頷けるのですが、イタリアでというのは意外でした。

 パンナコッタはインスタ映えしないけれど、味で勝負のデザート。今では日本でもポピュラーなデザートの仲間入りをし私もよく作りますが、当時はあまり知られていなかったと思います。

 双子パンはパーネフェラレーゼと聞いたのですが、これについて調べてもよくわかりません。フェラーラのパンということかもしれません。