大根葉というと必ず思い出すのは、学生時代、近くの短大の大学祭で見た「大根葉は泣いている」というテーマの研究発表です。
大根葉の栄養や廃棄量等様々な情報入りのパネル展示に加え、大根葉を使った料理が何種類も用意され、自由に試食できるというものでした。
たまたま、友人3人で試食しているところを写真に撮られ、翌日の朝日新聞に写真付きで掲載されていてびっくりでした。
余談ですが、この時のテーマと内容が忘れられず、後年、大学祭でゼミ生と「おから」をテーマとして似たような内容で実施しました。「おから」料理考案のため、担当学生は寝ても覚めても「おから」が頭から離れなかったようです。
ともあれ、大根葉は捨てるにはもったいない食材です。
スーパーマーケットで見かける大根は葉付きのものは少なく、大根葉がちゃんと活用されているのか気になるところです。
病院では味噌汁の具としてよく使われます。
今回は大根葉の名前を付した料理とその組み合わせ料理を選んでみました。
朝食の副菜「大根葉ソテー」は、ウインナーソーセージと人参が栄養・味・彩りを補っています。
味噌汁の具のはんぺんはたっぷりで、いかにもB病院ならではといった感じです。
2回とも人参の入った「大根葉のピーナッツ和え」です。
もう一つの副菜はそれぞれ「茄子の炒め煮」「ふきの炒め煮」と、旬ではない食材。旬を外れたものは割高だけど、その分お金のかからない大根葉がそれを補っているのかしらと、つい勘ぐってしまいます。穿った見方ですかねえ。
主菜が「エビと卵の炒め物」「さわらのみりん焼き」という全く味わいの異なる料理なので副菜の一つが全く同じでも「また?」という気はせず、改めて見直して気づいたくらいです。