フランスの食文化13(モン・サン・ミッシェル、オムレツ)

  ここからは、2013年に「8日間でヨーロッパ4か国」という駆け足旅行で寄ったフランスでの食事記録です。

 この時のフランス観光の目玉は「海に浮かぶ修道院」として有名なフランスの修道院モン・サン・ミッシェルで、1979年にユネスコ世界遺産に登録されています。バスで往復10時間かけ、観光は2時間。写真を見ると、四方を海に囲まれた島にたくさんの建造物が並んでいるので、狭苦しいイメージだったのですが、とんでもないことで、その場に行ってみなければわからないほどの規模でした。ゴシック・ロマネスク様式など各時代の建築様式の建物が建ち並び“生きた建築博物館”ともいうべき空間が広がっていました。一日がかりの観光にはなりますが、訪れてみる価値のある観光地でした。

 昼食はモン・サン・ミッシェル名物のオムレツ。なんでオムレツ?と思いますが、孤島では、肉や野菜、果物などの備蓄が少ないため、比較的入手しやすい卵を使い、簡単で見た目にもボリュームのあるオムレツが考案されたのだとか。

  モン・サン・ミッシェルのオムレツが大きくてふわふわなのは卵を泡立てて焼いているためですが、正直言ってそんなにおいしいとも思わなかったですね。