ひな祭りの料理

 明日3月3日は女の子の健やかな成長を祈る「ひな祭り」、旧暦の3月3日が桃の花の時期だったことで「桃の節句」とも呼ばれていますが、この時期になると全国至る所で、ひな人形が飾られ雅な雰囲気が漂います。

「病院食」の次は「海外旅行編」の予定でしたが、昨日、たまたま小倉で人気のK店でiさんと食べたのがひな祭りの料理だったのでそれを取り上げることにしました。

  久しぶりの会食で話が弾み、話すだけでもエネルギーを消耗したのかコーヒーセットに続き抹茶パフェまで注文してしまいました。病院食に慣れた胃はどんなにびっくりしたことか。さすがに夕食は抜きでした。

  ひな祭りの行事食として一般的なものは、ちらし寿司、はまぐりの吸い物、菱餅、雛あられ、白酒です。正月料理と同様、縁起の良い意味を込めたものが多いですね。

 寿司は「寿(ことぶき)を司(つかさど)る」からもわかるようにおめでたいときによく作られます。今回はかわいらしい「てまり寿司」で、鯛(おめでたい)、海老(長寿)、れんこん(見通しがきく)等縁起の良い食材が使われていました。

 吸い物に、はまぐり(二枚貝)が使われるのは、対の貝殻しか合わないことから貞操を意味し、夫婦円満で一生一人の人と連れ添うようにとの願いが込められているためです。

 食べ終わった後、iさんは「本当に合わないのかしら」と2つの貝で試されました。私も試してみましたがもちろん合わなかったです。

 菱餅は桃色、白、緑の順に重ねられていますが、これは雪の下に新芽が芽吹き、桃の花が咲いている春の情景を表現したもので、風情がありますね。子供のころ、緑はヨモギ餅で作っていたことを思い出します。

 この三色はひな祭りカラーともいわれ、雛あられもひな祭りカラーです。

 行事食を大事にしているB病院、明日はどんな料理が出るのかしらとちょっと気になります。