チェコ・ポーランドの旅11(クラクフへ)

 ワルシャワ駅から高速列車でクラクフへ向かいましたが、列車一つとっても日本との違いが興味深かったです。プラットホームが直前(発車10分前)になって変わりびっくりしましたが、ポーランドではよくあることだそうで、アナウンスを注意深く聞いておく必要があり冷や汗ものでした。日本では、「まもなく〇〇番乗り場に列車が到着します」から「発車します」までには、うるさいくらいにアナウンスがあるので、以前、パリで新幹線に乗った時、発車のベルもアナウンスもなくスーッと発車したので驚いたことがあります。

 また、座席番号はなぜか番号順に並んでいるわけではない(例えば32番と38番が隣という具合に)、シートを進行方向に回せないので、逆向きに座る等、、、

 列車の中では、添乗員さんが市場で買われたフルーツの差し入れがあり、イチゴの大きさとへたの数の多さにびっくりして数を数えたりして楽しみました。

 クラクフは、17世紀にワルシャワに遷都されるまでポーランドの首都でした。そのため、今でも当時の面影が残る古都としての歴史を感じさせるものが多く、1978年には世界文化遺産に登録されています。

 また、昔多くのユダヤ人が住んでいたので、ユダヤ人に関するスポットがいくつか点在しています。

 3連泊したクラクフのホテルは、かつての貴族の館を改装したという、調度品も含めてとてもシックな感じの五つ星クラスでしたが、エレベーターの場所が妙な場所にあったり不規則な並びに廊下があったり迷路のようで、自分の部屋に戻るのに何度も迷子になりましたが、格の高さを感じさせる居心地の良いホテルでした。

 夕食は一つ一つの料理がとても吟味された感じで、久しぶりに優雅な気分に浸りました。