ペルー料理2

 ペルーは、ジャガイモの原産地でその種類450以上とも言われ、ジャガイモを使った様々な料理があります。中でも有名なのが「パパ ・ア・ラ・ワンカイナ」です。「パパ」はジャガイモのことで、ワンカヨ(地名)風のジャガイモ料理と呼ばれるこの前菜は、ゆでたジャガイモにチーズ、黄唐辛子入りのソースをかけたもので、ゆで卵、黒オリーブの実を添えるのが定番です。シンプルなジャガイモとクリーミーなソースの組み合わせは何とも言えないおいしさで、ヨーロッパでは食べたことのない料理でした。

 メインの肉に添えられているマッシュポテトはゆるくて色もクリーム色で、最初はソースかと思い2種類のソースなんてしゃれているわねえと思ったくらいで、ジャガイモのこんな使い方もあるのだと新鮮でした。

 バターライスは型抜きして成形されたもので、ペルーではメインディッシュに必ずこの手のバターライスが添えられていました。

 ピスコサワーは、ピスコ、卵白、レモン、砂糖などで作るペルーの代表的なカクテルです。ピスコはブドウ果汁を原料とした蒸留酒でアルコール度数は約42度と高めですが、カクテルにすると飲みやすくおいしいです。自宅の料理教室で作っていたのは、ピスコ大4、砂糖大4、レモン汁大3、卵白2個分、氷適量をミキサーに入れてシェイクしグラスに注ぐというもの。飲みやすいとはいえ、アルコールに弱い人は苦手かもしれません。ブドウを原料とした蒸留酒といえば、以前紹介したイタリアの「グラッパ」がありますがこちらはワインの搾りかすを蒸留したものですね。

 ペルー独特の飲み物としては「インカコーラ」というのがあります。首都リマ市の建設400年を記念して発売されたという黄色いコーラは、国内シェアNo.1だそうです。飲んだ感想は色付きサイダーっていう感じでした。