1回目の1992年は省都の昆明から西双版納まで直行便が飛ぶようになって間もない頃で、テーマも「西双版納の民族探訪-日本のルーツを訪ねる-」というものでした。
西双版納は雲南省の最南端、ラオスとミャンマーに接し、当時としては秘境の地といった感じでした。
西双版納へは、昆明経由になるのですが、昆明にたどり着くまでが大変でした。福岡空港から台北経由で香港へ飛び一泊してから昆明へというルートでしたが、香港での入国手続きが1時間半以上もかかり、まともに仕事しているのだろうかとイライラ感が募りました。
翌日の九龍城見学は衝撃でした。翌年の1993年から取り壊され公園になりましたが、廃墟のような外観はまさにスラム街!世界的に有名なスラム地区は迷路のような狭い路地、家々が複雑に絡み合い、一度入れば二度と出ることが出来ないといわれるほど迷宮のように入り組んでいるため、遠巻きに眺めただけです。
あのアパートに多いときは58000人もの人が住んでいたといいます。
午後、香港から昆明へ飛び、昆明のレストランで少数民族の踊りを見ながらの夕食でした。
日本人観光客のために「知床旅情」「母さんの歌」「花笠音頭」「木曽節」「炭坑節」「ソーラン節」等が歌われました。以前、スコットランドで日本の曲として流れたのは「上を向いて歩こう」でしたが、昆明での歌の方が日本人の心情にピッタリという気がしました。
料理はこれといって特徴的なものがあるわけではなく、野菜中心の素朴な味わいでした。
明日から10日まで旅行しますので、ブログはちょっと休憩です。
インターネット環境が良ければ、旅の様子を伝えられるかも。